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映画「言葉のきずな」〜心の言葉があふれだす〜

月姫

14.02.09 11:58

昨日からの大雪が一段落して、陽射しで溶かされた雪が雨樋から落ちる音が途切れなずに聞こえます。慣れない都会の雪…怪我や事故が増えないように、昼間のうちに粗方溶けてくれるといいですね。

先週、仕事の帰りに偶然目に留まったポスターで、2013年9月21日に公開された映画「言葉のきずな〜心の言葉があふれだす〜」という作品を知りました。

「失語症※」※脳出血、脳梗塞などの脳血管障害により、脳の言語機能の中枢が損傷し、話すこと、聞くこと、書くことなどによるコミュニケーションが障害される病気。

を、持った人々が中心となって運営される長野県の劇団“ぐるっと一座"の活動を追ったドキュメンタリーで、“失語症テーマ劇"、“コミュニケーションワークショップ"といった独自の活動を通して、人間らしい生き方を探るという内容となっています。

失語症…と聴いて、直ぐに頭に過ぎったのが、東日本大震災後に

石井さん…石井竜也が出演されたNHKの番組「課外授業ようこそ先輩」で、石井さんが被災した故郷北茨城で、卒業した小学校を訪れた際に出会った、女の子の事でした。

番組で拝見している限りでは、可愛くて、真っ直ぐな瞳で石井さんに話しかける彼女は

震災のショックで言葉が出なくなっていたとは感じられないほどだでしたが、先生たちも「信じられない」と驚かれていたのが忘れられません。

映画のお話を追っていて「心の中で思っている事は沢山あるのに、言葉にならない」

というのを見るにつけ、震災後、随分長い間(もしかしたら今も未だ少し)私自身も、こういう感覚に捕らわれて「なんでなんだろう?前はこんな感じじゃなかったのに」って、自分の中にある「想い」が、素直に言葉にならないことに、苛立って、悶々ともがいていた(いる)なと改めて考えさせられました。

YouTubeで、映画の予告編を見せていただいたんですが

「言葉のきずな」公式サイト

役柄の「台詞」を語る事で、普段言葉に出来ない、自分の感情とリンクさせて吐き出す事が出来る。
「ある日突然言葉が裂けて」という表現や、「不自由なことは不便だけど不幸じゃない」ってメッセージは、静かだけどとても強烈だと感じました。
何よりも「心の言葉」…、子どもの頃から、自分を表現する事が不得手で、誠意を持ってメディア等に語られても、なかなか石井さんの「真意」が伝えられない、伝わることが難しい…

そんな石井さんの石井竜也の紡ぎ出す「音楽」「歌詞」や「作品」そのものが言葉にならない「心の言葉」だという感覚とシンパシーを感じました。

自分の気持ちを、表現する、吐き出す事が上手く出来ずに、もどかしさで苦しんで、結果的に、自分を責めてしまう人たち

今「心の病」に苦しんでいらっしゃる方の多くは、自分だけの「心の言葉」を、探しているのかもしれませんね…。

この「言葉のきずな」では演劇を通して…ですが

石井さんを始め、「心に寄り添いたい」と願う方の紡ぎ出す「歌詞」もまた聴く人の「心の言葉」に成り代わって気持ちを救ってくれるものですよね…。

※石井さんがお気持ちを寄せられている件…。言葉にしようと思うだけで、不快感が込み上げてしまって仕方ないのですが、私が思う所は、その方が「被爆二世」という事を前面にだされていた事、ただでさえ理解されにくい「聴覚機能障害」をお持ちの方々が、不快な疑いを向けられ兼ねない引き金となる事がやはり悔しいと感じます。

石井さんとお仕事やプライベートでも親しい音楽界の方が、渦中の方の隣に立たれている映像を見る度に胸が痛み、石井さんの寄せられたお言葉から、同質の怒りや不快感を痛いほど感じます。

渦中の方に無かったものは「才能」ではなく、石井さんがいつも仰っている「情」だと私は感じます。18年曲を書き続けた方への「情」 HIROSIMAという歴史への人間としての「情」何よりも音楽への「情」です。

石井さんの抑えられないお気持ちは痛いほど感じます。が…、この方々の事について語られることで、石井さんの「心」と「情」が、言霊で卦がされてしまう事の方が私には悲しく感じられます。

「情」の無いものに煩わされることなく、石井さんの…石井竜也の心の言葉を、これまで以上に紡ぎ出し、織りなしてていただきたいと願っています。

生意気申しあげて申し訳ありません。日立での石井さんを想っております。

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