石橋を
Y
14.04.29 07:38
「人は、苦しむために生きている訳ではないし、辛さをどこまで我慢できるかを競っている訳でもない」・・・そうですよね。
私は、早く家から出たく、物理的にも経済的にも親から独立したく、大学の入学手続きをすっぽかして就職しました。ひそかに受けていた公務員試験に合格していたのでそちらへ。夢なんて、何がしたいかなんて考えていませんでした。
なんとか頑張ることができたのは人に恵まれていたからだと思います。同僚、上司、先輩、後輩、関係者・・・。それでも、いつからか「仕事に対して自分はどういうスタンスでいたいのか」「どう生きていきたいのか」ということを考えるようになりました。ここで一応の答えを出さなくては、続けるにも続けていけないと思い。考えているうちにも、仕事はより難しくなってくるし、結婚、出産、職場復帰で身動き取れなくなってくるし・・・。考えて考えて最後に背中を押してくれたのは夫でした。「もう、いいんじゃない?今決断しなかったらそうそうチャンスないんじゃない?やらないで後悔するよりやって後悔した方がマシじゃない?」と。
33で退職し、学校に入り資格を取り、今の仕事をしています。収入なんて半減どころか、5分の1きっちゃうくらいで、夫に申し訳ないです。保証も何もなく、体壊したらおしまいです。でも、子どもの育ちを間近で見守り支えるのが「仕事」なのは、やりがいのあることであり、子どもの頃から先生に恵まれ教育の大切さを実感してきた自分にとっては恩返しの場でもあるのではと考えています。前職とは全く異なる仕事ですが、これまで経験したことが日々役立っていると感じています。
人生、長いのか短いのかわかりませんし、描いたように生きられるわけでもない。でも、自分なりに悩んでやってみて、選択にぶつかったとき迫られた時、自分で答えを出すことが、しんどいですが大切なのではないかと思いました。それから、人との出会い。
前の職場の先輩に、「お前は石橋を叩いて叩いて鉄にしちゃうよな~。絶対壊れないかもしれないけど、渡るころには終わってるかもしれないぞ。」と言われたことがりました。分析、熟考型の私。以来、「機動力、スピードも大切」と自分に言い聞かせています・・・。
人を大切にしない、人の育ちを疎かにする、人が自分の人生に希望を見いだせない・・・ホントにここは先進国なのだろうか。人を粗末にしてきたしわ寄せが、色々なところに表出している、そんな気がします。
