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拳を振り上げるよりも、護っていかなくてはいけないものがある

月姫

14.07.18 14:38

原子力発電、に関して、私が一番初めに耳にして、認識したのは、小学校の「社会科見学」の時に行った火力発電所でした。集められたゴミ等を燃やして発電する…という仕組みの説明の最後に「新しいエネルギー」として「原子力発電」の説明がされました、コストが掛からず、ゴミ等を燃やさないので空気も汚さない、理想的なクリーンエネルギーが作れる、将来は100パーセント原子力発電になる計画なんだ…と言う説明を聞いて「原子力って原爆と同じなのに危なくないのかな?」と疑問に思いながら、「何か危なくない仕組みがあるのかな?」という所で終わってしまってました。

今考えると、そんな所から「原子力は安全」という下地を作り上げた末の、現在の異常なまでの数の原発なんですよね。

そういう経験と、原発誘致が盛んに行われた際に、地元の方に対して、どういった説明が為されたのかを、比較して考えて見るには短絡的なのかも知れませんが、「専門家」と称する方から「安全です」と、論理的な説明を、何度も何度も熱心に繰り返されたら、ましてや「みなさんの生活も…」と、人情に訴えかける説得をされたら、今現在でさえ、専門的で一般には難しいと思われる「原子力」に対する判断を、専門家に委ねてしまったのを責める事は出来ないと考えています。

私自身は、現段階で「原発0」というのは無謀でしかないと感じています。決して「賛成」だからではなく、福島原発だけでも、今現在も完璧に封じる事が出来ずにいる状況も含めて、
完全に廃炉にするまでにも、途方もない時間と莫大な費用と人材が必要な物を「即時0」という措置を取るには、石井さんの仰る通り、日本中が貧しくなる覚悟が必要だということ。

ある方が、ヒロシマ、ナガサキに落とされた「原爆」を「炉」という窯の中でなら安全だと言っていたのが嘘だとバレてしまった。だから、誰も責任を負いたくないから「安全だ」と言わない、安全な原子力なんてない、あきらめないで、人任せにしないで、みんなが自分の場所で、自分の出来ることをして向き合って行かなくては…と仰っていたことも、石井さんの仰る「民意」という「うねり」に通じると思います。

代替エネルギーや、放射能除去に関する取り組みも、様々な方々が真摯に取り組まれています。が、それらに関しても、私たちが感心をもって「あれは今どうなってるの?今後どうなるの?」 と注目し、追い掛け続けていないと、これまでと同じ様に「その先」に進む事なく有耶無耶にされてしまう危険を孕んでいるものだと感じます。

福島に暮らし、命懸けで原発に向き合っていらっしゃる方々が、一心に負っていらっしゃるお気持ちが、1日でも早く軽減される事を願っています。

「声高に叫ぶのではなく…」という石井さんのお言葉は、「GROUND ANGEL」を立ち上げられた、最初の頃のお言葉「振り上げた拳が降りるような」という姿勢に通じるものだと思います。
拳を振り上げるよりも、今この瞬間も、命を投げ出して働いて闘っていらっしゃる方々を支援する、これから先の為に、身を削って研究や活動をしていらっしゃる方々を支援していく

気が遠くなる程長い、原発の収束へ向けての意思表示と同時に、私達が取り組んで行かなくてはならないことだと思います。

拙い認識と意見で申し訳ありません、日頃思う所をお話させていただきました、ありがとうございました。

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