MIND BBS 〜掲示板〜

サラエボの「ヘアー」。

KーMadame 

14.07.20 13:51

いつも 皆様のメッセージを読ませて頂いてますが、
初めて投稿させて頂きます。

10年ほど前にBS-NHKで放送されたドキュメンタリーで、
今でも折にふれ思い出す番組があります。
「世紀を刻んだ歌」シリーズの中の一作で「輝く星座~戦火の街に輝いた希望の星」という作品です。
ボスニア紛争のさなか、銃に狙われながらもミュージカル「ヘアー」を上演し続けたアーティスト達の物語です。

命の危険にさらされながらも、平和を訴えるために歌われた「輝く星座」・・・
元々はアメリカで ベトナム反戦のために作られたミュージカルですが、それは やがてボスニアと敵対する地域の若者も「ヘアー」を上演して反戦を訴えるという結果を生み出します。

ユーゴスラビア、そしてボスニア・ヘルツェゴビナの紛争の歴史は、民族間の争いであり 複雑で なかなか理解するのが難しいです。
でも遥か過去の争いではなく、1990年代の戦争であり、
また「民族浄化」という ある種のキャッチフレーズによって
世論操作されたという現代的な戦争であったようです。
このあたりは「戦争代理店」という、やはりNHKのディレクターの著作に詳しく書かれています。
この本は目からウロコというか、私が持っていた「戦争」というもののイメージを根底から覆され、興味深く読みました。

お互いの文化を理解し、音楽や芸術によって平和の輪を広げる・・・
確かに それは理想論であり夢物語かもしれません。
でもドリーマーと言われても、ビリーバーと揶揄されても、
やっぱり映画や音楽、アートには 国を超えて人々の心を動かす「力」があるのだと、私は信じたいです。

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