遠い記憶
senka
12.05.10 00:31
竜巻の非害のあった日、
東京の私の周辺でも、暴風雨で大粒の雹が降りました。建物の五階から見ていましたが、雨と雹がグルグルと竜巻寸前のように舞っていました。ガラス窓や扉にたたきつける音も激しく、現代に居ることを忘れてしまうような、異次元、異空間に舞い込んだような気持ちになりました。
自然災害の最中って、もしかすると、静けさを感じる瞬間というのがあるのかも知れません。されるがままというか、予測が付かない茫然とした雰囲気。人間の理性を超えた状況を見せつけられます。
そんな時、ふと、古代の人々のことを思いました。
私たちがこうして存在しているのは、古代人が生き延びてきたからこそ。こんな嵐の日はどのように過ごしたのだろうと、遠い記憶をたどるように、古代の人に思いを馳せました。
コミュニティーで暮らす洞窟に、この時ばかりは、動物達も避難して来て、みんなで荒れ狂う自然が静まるのを、安全な場所にある洞窟の中から、見ていたのではないかと想像することができました。
その生き物としての知恵を呼び起こしたい。
動物的な感を研ぎ澄ませたい。
暴風雨がおさまり、気温が下がった美しい星空を見上げながら、想いました。
