MIND BBS 〜掲示板〜

考える余地

senka

12.06.03 02:23

日本人は識字率が高いですね。
数字や統計で詳しく調べたわけではないですがそう思うのです。
江戸時代の寺子屋で多くの人が学べて、当時の女性の識字率はおそらく世界一だったと思います。
子どものころに物語を読んで、様々な世界があることや正悪というものを知って。人々の生活に悲しみ苦しみがあることを知って。その中で自分というものの存在を認識して。本の中から様々な世界観を感じ取って成長することがよく出来ているのだと思うのです。

それはすごく良い事なのですが、
すこし行きすぎているのかなとも思うのです。
震災という超現実を前にして、政治とか利権とか、人間による大きな軍団のような動かし難い巨塔が出来上がっていて、幻想なのか現実なのか物語の登場人物なのか。様々な発言や決断や行動が不自然というか、感覚が鋭いのか麻痺しているのか痛みが無いのか、受け取る側の感覚が変なのか。

人というものの奥行きというか可能性。光と影というものがあって一人の人であるという事実が、無い物になっているというか。表裏の無い人が正しい人という単純というか、監視されているというのか。一人一人がそういうデリケートな存在として扱われていないというのか。自分自身でも光と影を持たなくなって、物語というのか肉体の痛みも仮想の事のように淡々と処理して済ませていて。その快活さや軽快さが怖くないですか?
政治家には陳情という情がつきものです。それで政治家を運営しているようなもの。ある種の情がらみな存在でもあって。情が利権の元なのか。表裏や陰影をどこに見出せば良いのか。

これも電力のお陰なのか、全てに均一に光があたり、それが豊かさになってしまっていて。
感覚という表現しがたいもどかしいものをそのまま抱えるのではなく、明白にさらす事が知性のようになっているような。

表現できない余地というものが守られているのか共有できているのか。時代は相当に成長していると思います。近未来とはどういうものかと思っていましたが、この現実がいつかの未来そのものの形です。今まさに成長を成し得た世界を目の当たりにしているのだと思うのです。

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