時代の光
月姫
13.07.20 17:16
「風立ちぬ」のご紹介、ありがとうございます。
自分のブログでも、度々話題にさせていただいていたのですが
こちらの記事は知らずにおりましたので、とても嬉しいです。
早速、息子にも教えて読んでもらいました。
映画のPRの中では、なかなかここまで言及出来ないことだけに
宮崎さんを始め、製作された皆様の心情を深く知ることが出来ますね…。
宮崎さんは元々、作品化をするつもりはなく描かれていたものだそうですが
プロデューサーさんの「今、子どもたちに分からなくても、
いつか分かる…そんな作品を作りましょう」の一言でお気持ちを決められたとか。
宮崎さん曰わく「風」は「時代」。
だから「いい風」も吹くし「嫌な風」も吹く。
映画の「主題」となっている「生きねば」は、
約30年前に描かれた「風の谷のナウシカ」の
原作のラストでも訴えられていたテーマでした。
「もののけ姫」のテーマになっていた「生きろ」には
困難に向き合っている他者を、勇気付け、励ます…という「ゆとり(余力)」が、
未だ世の中(社会)に残されされていたように感じます。
が…今回の「生きねば」というテーマの中には
その時よりも「更に時代が切羽詰まった」
という危機感を感じずにいられません。
大人も子どもも、男も女も、強い者、弱い者も関係なく
みんなが等しく「困難な時代」の
ギリギリ追い詰められたライン(瀬戸際)に立たされていて
1人1人が必死で「生きねば」ならない時代の真っ只中なんだと…。
こう書くと、なんだか殺伐とした、
救いの無い時代を突きつけられるようで
やり切れなくなるかも知れませんが
映画の元となった小説「風立ちぬ」のラストで
雪深い真夜中の森で迷い不安に駆られた主人公の足元に
一つの小さな明かりが漏れさしているのに気付く場面があります。
その灯りは、ついさっきまで、自分が滞在して、
悩みや苦しみに暗く沈んで過ごしていた山小屋から
遠く遥かに届いた灯りだと気がついた時に
自分が悩み苦しみ生きていた場所の灯りが
もっと暗く不安に迷う森の中に在って
「希望の光」と感じる事を知るのです。
私達1人1人が、それぞれにギリギリ追い詰められた瀬戸際で
「生きねば」と懸命に向き合う姿もまた、
家族や、友達や、周囲の方々の目に映る時
心強い「希望の光」と成り得るかもしれない…。
そう想うと、私もまた「生きねば」と思います。
※海開きのnewsについて、我が家では
「都合良く作られた映像のような気がするね」と話していました…。
俯瞰で見れば見るほど、
地元の親御さんたちは、変わらず用心されているハズ…
と、怪訝に感じるばかりです。
