ロシアからは。
木村 啓子
13.09.10 15:31
今朝のロシアのニュースは、福島で取材した(漁港や鮮魚が並ぶ店から)ロシア人記者による報告がありました。
「日本国内では水産物の放射能汚染についての報道はほとんど無く、公式には全て安全とされています。福島沖の漁業は禁止されていますが、一部の水産物は店頭に並べられています。このタコも福島沖で捕られたものですが、政府は放射能による汚染はないとしています。この刺身用の鯛や、タコなどは9月8日に捕られたものです。しかしタコを測定した値が、8月8日になっています(表は壁に張られています。」
そのことについて、売り場担当の女性は「福島産の水産物は全て放射能を測定をしています。測定していないものは売られていません。ですから安全です。他の鮮魚は北海道、青森、宮城の物で安心です。」と答えていました。
次に、福島第一の近くから毎日出ている船の漁師さんが帰ってくるのを待って、記者が質問した漁師さん達は
「耳が悪いので答えられない」とか、
「向こうで聞いて下さい」など、無言の漁師さんも居て、誰も測定用のサンプルについての質問には答えていませんでした。
取材の結果、記者は「放射能汚染を測定するには早くとも一週間は掛かります。水産物が安全であるという公式なデーターを信じるか信じないかは、国民一人一人が決めているようです。」と結んでいましたね。
福島からは以上で、ロシア局の女性アナウンサーは「モスクワの寿司屋の数は東京をしのいでおり、放射能の測定もそろそろ始める必要があるかもしれません。」と添えていました。
今年の参議院選の二日後に、ようやく東電が認めたので、それを受けて海外メディアが大騒ぎになったこと、海洋汚染国家になってしまった後に総理大臣が世界に向けて安全宣言することになったことに対する気持ち、福島では怒りの声をあげている漁師さんは増えている事実と、一番の心配は子供達の身体なので、沢山書いて海外で暮らしている友人や働いている知り合いに早速送ろうと思います。
東電にお勤めの旦那さんがいる知り合いは、「主人が会社に行くと、中には責められて自殺してしまった家族を持つ家があることなども聞いてくる。主人は父親の代から誇りを持って働いてきたのに。」と電話で言っていました。長い間ずっと悲しんでいると思うので、「そんなもの漏れていませんょ」と、政治も行政も企業もメディアもこの二年半以上やってきたことをどう思っているか、また話してみたいと思っています。
