「不安の力」
nico
13.09.17 01:22
面白い本を読みました。五木寛之さんの「不安の力」です。
2003年に刊行された本なので、冒頭の方に『大地震はまちがいなくくるだろうと言われて』いて、『核施設の事故もありうる』ことと、書かれている時代です。ですが、10年前から私たちが【不安】に感じる根底の要素は、およそ変わらないまま私たちの中にあり続けているんだなと読みました。
不安に関しての、様々な見方や考え方が述べられている本だったのですが、最近のMfMで【多角的なモノの見方】について考える機会が多かったので、私の中でリンクするものが結構あり、ご紹介してみようと思いました。
私の中に残ったものをあげます。
【人間は環境と共に生きている。環境がバランスを失っているときには、人間のこころと体も不安定になる。その不安定な状態が、不安につながっているわけ】です。だから【いまは人間が不安になることは、全く自然なこと】。【こころのやさしい人ほど、柔軟な人ほど、あるいは素直な人ほど、自然に不安を抱えている。その不安をどうしようもなく持て余している。そんな時代なの】です。【不安であるということは、その人がまだ人間的である、ということ】【不安は≪不安定≫という意味もあるから、そう考えるとモノが転がっていくには必要な力と言えるのではないか。】【不安を感じるこころというのは、人間の自由を求めるこころであり、やさしさであり、愛の深さであり、感受性の豊かさです。その不安をどんなふうに希望に転化させていくか、ということを考えるべき】なのです。だから【こういう時代には、人間的な希望は、不安を感じている人びとのなかにあるといってもいいかも】しれないと、述べられています。
読んでいると、このMfMはもちろんのこと、米米時代から今まで魅せてくれていた石井さんご自身と歌詞の世界、その眼差しを想うことがしばしばでした。お二人が≪今≫について話されると、私たちはどんな感覚を味わえるのだろうかと、想像しています。
【不安の力】をバネに、このMfMでは、その希望を見出そうと皆で考えることから始められていますよね。ここに参加できていることに、感謝。
スタッフ様、日々の運営ありがとうございます。
石井さん、いつも先導ありがとうございます。
そして書き込み・閲覧されているすべての方々にも感謝いたします。
ありがとうございます。
