GROUND ANGEL 2012 report
コンサート「GROUND ANGEL 〜TOMORROW〜」では、東京・大阪のほか福島県・いわき市にてコンサートを開催。石井竜也の出身地にもほど近い福島・いわき市での公演では、地元の方々を招待させて頂きたいと募集したところ、たくさんの申し込みを頂き、当初1回だった予定を、2回公演へと増やし行われました。その福島公演では、楽曲「世界の絆〜命にありがとう〜」をNHKの番組にて一緒に制作した、石井の母校・北茨城市小学校当時6年生(今は中学1年生)の皆がステージに。制服を着て、少し大人になった皆と一緒に歌った「世界の絆」には、客席いっぱいに感動が溢れ、嗚咽も聞こえてくるほどでした。またステージでは石井竜也作・出演による『DEER FRIENDS』と題した寸劇も演じられました。人間の引き起こした大惨事のせいで、動物達が進化を遂げ、かつての人間と立場を逆転し、人並みの生活をしているシカが、人間と同じ末路をたどるまいとするストーリーは、現代に生きる私達の心へ強く警鐘を鳴らしました。
下のセットリストを見ていただければわかるように、石井竜也は開催地域にあわせ、選曲をガラリと変えて今回のコンサートに挑みました。福島では元気の出る歌を中心に、また東京・大阪ではメッセージ色の強い楽曲を中心にと、全部で用意した曲は約30曲。ズラっと並ぶこれらの曲目からも、震災2年目を迎えるGROUND ANGELに石井竜也が込めた思いの強さを感じて頂けるのでは思います。
TATUYA ISHII CONCEPTUAL CONCERT 2012
GROUND ANGEL
in FUKUSHIMA
SET LIST
2012.12.19
at いわきアリオス
M1 世界の絆 〜命にありがとう〜 (SE)
M2 君がいるだけで[Orchestra Version](Inst.)
M3 君がいるだけで
M4 ヒハマタノボル
M5 雲 〜 Sundial Version 〜
M6 AIRAの大地
M7 虹の輪
M8 When You Wish Upon a Star
M9 THE WING OF DREAMS 〜Serenity World〜(Inst.)
<SPECIAL ACT>『DEER FRIENDS』
M10 GROUND ANGEL(Inst.)
M11 浪漫飛行
M12 夢の迷い道で(1部) / 風の唄(2部)
<ENCORE>
EN1 世界の絆 〜命にありがとう〜
EN2 愛してる
EN3 愛してる [Orchestra Version](Inst.)
TATUYA ISHII CONCEPTUAL CONCERT 2012
GROUND ANGEL
SET LIST
2012.12.15 at YAMANO Hall
2013.01.14 なんばHatch
M1 世界の絆 〜命にありがとう〜(SE)
M2 THE WING OF DREAMS 〜Serenity World〜(Inst.)
M3 GROUND ANGEL(Inst.)
M4 オリハルコン
M5 出逢い
M6 FULCRUM(Inst.)
M7 天使の羽音
M8 この手は君に
M9 君に戻ろう
M10 THE WING OF DREAMS 〜Serenity World〜(Inst.)
<SPECIAL ACT>『DEER FRIENDS』
M11 NOSTALGIE(Inst.)
M12 古都
M13 貴方を感じて
M14 はなひとひら
M15 月の行進(Inst.)
M16 風の子守歌 〜あしたの君へ〜
M17 未来〜まだ見ぬ時代よ[Classical Varsion]
M18 ヒハマタノボル
<ENCORE>
EN1 夢の迷い道で(大阪)
EN2 風の唄
EN3 つよくいきよう
また今年も丸の内にて開催された「LIGHTING OBJET」では、GROUNDANGELの精神を表現したコンセプチュアル・オブジェ「TOMORROW」を展示致しました。
今年石井が制作したのは、波をモチーフとした船の上で、羽を広げた天使が輝く玉を掲げている大型作品。「震災から時間がたっても、津波があったことを忘れないように」そして「辛い悲しみを乗り越えて、未来へ希望を持って歩いて行けるように」という思いが投影された作品でした。また初日に行われた点灯式では石井竜也も参加。このイベントの主催者である仁木洋子さんの出身地が熊本という縁もあり、応援にと駆けつけた“くまモン”とのからみもありつつ(!)、後半に行われたフォトジャーナリスト・広河隆一氏とのトークショーでは、GROUND ANGELでも支援させて頂いている福島被災児童のための保養センター「沖縄・球美の里」の現状を伺いました。保養のために沖縄の久米島に招待した子どもが、海遊びをした際に「放射能が付く」と砂を怖がって泣いたという話が印象的でした。
LIGHTING OBJET
“TOMORROW” designed by TATUYA ISHII