郷に入りての日本人は
月姫
12.08.12 01:46
もうすぐ、終戦の日も迎える時節柄、石井さんのお話は
これまでの歴史の中で、日本以外の国に在った際の
日本人の日本人らしさを考えさせられます。
終戦後、本当に貧しかった頃、祖父の世代の子どもの頃は
戦時中に、日本軍の射撃訓練などが行なわれた跡を掘り返し
埋っている弾丸などを拾い集める
いわゆる「鉄屑拾い」などによって経済的に潤う事が出来た話などを聴いています。
戦争当時、乏しい国力の中かから、優秀な戦闘機を造り、
戦艦を建造していた技術があったからこそ、
戦後、世界経済に躍進する事に至ったのだとは思うのですが
そういった大きな流れを作っていた見えない力の思惑とは別に
日本人は「日本人らしさ」を戦中も戦後も可能な限り
大切にしてきた民族のように私は感じています。
正しく認識されていないことが多いですが
戦争や、戦後の経済復興の中で
外国の方の文化の中に入る時も「郷に入っては郷に従え」
という精神を以って
相手の国の文化を大切にし、上手く融合させる努力を
惜しまなかった結果、
日本の経済進出は根付いて行く事が出来たように思うのです。
今でも、日本と接点のあった国の方々の中に
日本の文化と上手く融合した、
その国独自の文化が残り「日本が好き」と
言ってくださる方がいらっしゃるのも
一人一人の日本人の「気持ち」が伝わったからこそ
なんだと思っています。
それが、どこかおかしくなってしまったのは
いつ頃からだったのでしょうね?
戦前、文化的に豊かな時代を過ごしていた頃は
そして、戦後敗戦の痛みを抱えながら、必死に復興に向かい
必死だった頃の方が
今よりもズッと、国内の同じ日本人に対しても
海外の方の労働力に対しても「人間らしさ」を以って
遇されていた気がします。
今や労働力は、機械的なものを求められているに
過ぎないような時代になってしまった。
石井さんの仰るように「ハリボテの豪華客船」
に乗り組む乗客に相応しく、不平も不満も無く
万一の際には大しく沈んでいく存在に
人間を強引に作り変えようとしているような気がしますが
一人一人が意識を持って「人間らしさ」が大切にされる
文化に還らなくてはなりませんね。
