鎮守の森のプロジェクトテーマソング 希望ヶ丘へ

「千年希望の丘ファイナル植樹祭2021」開催延期のお知らせ

2021年6月26日(土)に予定しておりました、岩沼市千年希望の丘ファイナル植樹祭2021は、開催延期となりました。
詳細は、鎮守の森プロジェクトサイトをご確認いただきますようお願い致します。

https://morinoproject.com/join

2014年3月11日に開催されたコンサート「GROUND ANGEL 〜HOPE HILLS〜」では、震災瓦礫を用いた丘を作り、木を植えて人々を津波から守る「いのちの森」を作ろうという「鎮守の森のプロジェクト」を支援させて頂きました。またその理念に強く賛同した石井竜也は、プロジェクトテーマソングとして、楽曲「希望ヶ丘へ」を制作致しました。

希望ヶ丘へ

作詞・作曲/石井竜也

 

石井竜也MESSAGE

まだ津波の痕が生々しかった2011年4月、 茨城県北茨城市・大津港へと向かった僕は、
雨の中、変わり果てた故郷の姿を目にしました。
思い出の消滅とは、こんなにも悲しく、虚しく、
悔しいものなのか!と、胸を締め付けられました。
うず高く積まれた瓦礫の山が、月明かりに照らされているのを見たときには、
それがニュースなどで言われている「瓦礫」という言葉には当てはまらない事がわかりました。
その山は、テレビやコタツ、タンスや座椅子など、あらゆる生活の思い出ばかりだったのです。
それから僕は、「瓦礫」という言葉に抵抗を感じました。
決して瓦礫なんかじゃない! あれはそこで泣いたり笑ったりした、
人々の思い出が積み上がった「思い出山」なのです。
しかしながらその処理に関して、受け入れ反対・賛成といった問題が、
日本全国で湧き起こります。僕は、ずっと思っていました。
こんなに嫌がられて、思い出山は可哀想だ、と。
そんな時に出会った「鎮守の森のプロジェクト」は、僕の思いを代弁し、
実現してくれるものでした。
今、各地でうず高く積まれている「思い出山」が、
傷ついた東北の海沿いで、未来永劫、人々を優しく守る「希望の丘」になるのです。
瓦礫と呼ばれ続けた思い出の欠片達は、どんなにか喜ぶことでしょう。
人には役割があります。僕、石井竜也が、このプロジェクトでできるのは、
広くこの思いを歌で伝える事だと感じています。

津波の被害を減災し、いのちを守る
GREAT FOREST WALL PROJECT
−瓦礫を活かす− 鎮守の森のプロジェクト

東北の被災地沿岸部に、津波から“いのち”を守る森の防潮堤を築くことを目的としたプロジェクト。被災地の森から、シイ、タブ、カシなどのドングリ等を拾い、20〜30cmの苗に育て、瓦礫(がれき)と土を混ぜて築いた小高い丘に植え、被災地沿岸の南北300kmを目標に、10年かけて森を作っていく。1年で1m成長する木々が緑の壁となり、次に津波災害が起きた時にはその森が、押し波では津波のエネルギーを減らし避難する時間を稼ぎ、また引き波では、深く入り組んだ根により倒れない木々が、漂流する人々や家、車を受け止め、沖に流されるのを食い止める働きをすることが期待されている。9千万本の植樹を目指し、岩手県、宮城県の各地にて、植樹ならびに植樹のためのドングリの採取などが行われている。
https://morinoproject.com