右傾化する日本?
石井竜也
13.12.28 13:02
安倍総理の靖国参拝が、何故か日本の戦闘態勢の始まりだと、アメリカがつぶやく。今の日韓関係を収束して、適当にまとまれってくれよ!という事なのだろうが、2国間の対話と利害が平行線で、しかも、一方的な反日感情を剥き出しにすれば、こちらはどうしようもない。おもちゃ屋の子供みたいなもんだ。日本は、先人の命の上に成り立っている。どの国でも、その御霊には敬意を払うのがあたりまえだ。アメリカにとったら、実は日本は、潜在的なテロ国家というイメージが定着しているという事か?あれだけ、テロに酷い目に遭わされ続けてきている国なら、無理もないかもしれないが、(まあ、自業自得なんだけどね?)宗教や信仰心まで取り上げる事は、この時代にはふさわしくない気がする。でも、時期は確かに考えるべきだったかな。日本を第2の中東とでも思っているのか?西側世界の目は、今、この極東の地の動向を見つめている証拠だな。アメリカにしても、世界経済強国となった日本を右傾化させる訳にはいかなく、それが恐怖でもあるのだろう。我々日本人の右傾化は、今に始まった事ではないし、実は根底には、天皇制に反対の人は基本的にはいないのが現状で、それをいまさら、右傾化だのと言われても日本人には、「は?・・・何か?」という感じかな? 多分、アメリカ大使館の前を右翼車が多く走りすぎたのかもしれない(笑)。堂々とするという事は、実は繊細に周りの状況確認が不可欠である事を、国の中枢は、常に考えていないとならない。これは常識であって、決して臆病な事ではない。戦略なき政治始動は、オリンピック選手に、素人が挑戦するのと同じ事になる。また、いくら空手が黒帯6段でも、喧嘩の天才にはかなわない事もある。時期と状況、空気の読めない中年にはなってはいけないな。冷静な判断と、世界情勢との兼ね合いに、もう少し嗅覚を研ぎすましてもらいたいものである。