14.01.21 19:47

今回は「森の長城プロジェクト」への参加表明が中心の会談でした。細川先生は、このプロジェクトの意義と、これから日本が歩むべき道など、本当に同じ思いを共有していて、自分でもびっくりしたくらいです。都知事選や、彼のイデオロギーを聞きに行った訳ではないので、今の状態がどうなっているのかも、解りません。瓦礫、瓦礫と呼ばれ続けてきた思い出山が、５０年後の未来のために、里山という形で海沿いに作られるという壮大な計画。あくまで今回は、こういう事をお考えになっておられた細川さんとの対談でした。お互い、芸術や、自然環境への危機感も共有でき、とても素敵な人である事が解りました。僕には、都知事になろうがなるまいが、そんな事はどうでも良いのです。それより、元総理大臣である方が、「ドングリを９０００個埋めたよ」と子供のように話す姿に、彼の心の純粋さを感じました。政治の世界では、どんな事を言われているのかは解りませんが、僕の見た細川元総理は、温厚で、穏やかで、こよなく日本を愛し、東北を心配していらっしゃる紳士でした。お互いに物を作る事が大好きな者同士、全くイデオロギーや、今の状況なんか関係なく、お話してくれた事に、改めて細川さんの人間の器の大きさを感じました。