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14.01.22 01:37

 21日朝、NHKラジオのニュースで、福島にて住民の方の線量計利用が大幅に減少していることが取り上げられていました。背景に、事故から時間が経ち放射線量が低下していることと(ホント?)、現実を直視したくないという心理要因が指摘されていましたが・・・。そう単純に結論付けられないこととは思いますが、時間の経過は感じます。また、それによって多くの人の心が疲弊、鈍化、諦めに傾き、出来事が風化していくことが怖ろしいです。原子力施設の事故は過去に何例もありますが、どれだけ覚えているでしょうか、そしてそれらはその後解決したのでしょうか?
 私の地元地方紙では震災関連記事が増減しつつも掲載され続けています。先日、「震災3年~どんな支援活動をした?~」と題してモニター調査の結果があり、「募金や物資の提供」をはじめ何らかの行動をしている方が7割となっていました。読者の声には「震災時の特集番組を録画しており、時々見るようにしている」という方も。
 原発がある地域に住む私たちにとっては決して他人ごとではなく、自然の力にはかなわないこともわかっているはずなのですが、とりあえず変わらぬ生活が送れている日常では、ただ黙っていると、3.11も世界の紛争も、遠い出来事になってしまいそうで。
 目に見えない不安と向き合う、手に負えなそうな問題を考えることは難しいですね。それでも、やはり、知ってしまった以上は、知らなかった時のようにはできない、そう思う日々です。
 私は原発には反対です。事故が起こっても収束できないもの、処理できない廃棄物を排出するものを持つべきではないと思います。ましてや他国に輸出するなんて、絶対反対。無暗に怖がって反対していても仕方がないので、原発について、放射線被害について調べたりしています。昨年末は広河隆一さんの講演を直接お聞きすることができ、チェルノブイリと福島の実際を知りました。最近では、北海道大学CoSTEP(同大学科学技術コミュニケーション教育研究部門)による電子書籍『もっとわかる放射能・放射線』を知りました。沢山出てくる単位の違いや放射線の種類と性質などがわかりました。
 原発とは違いますが、「世界中で行われた核実験を視覚化する」ためにつくられたコンピューターアート作品「1945-1998」(橋本公氏作)を見ました(ネット上で見ることができます)。1945年の米トリニティサイトでの世界初の核実験より、1か月を1秒に短縮し、世界地図上に光の点滅と実験回数を示す数字だけで、いつ、どこで、何回核実験が行われたかを表しています。「こんなに・・・」地球は人間が作り出した放射性物質でどれだけ汚染されているのでしょう・・・

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