泣けるなら、素晴らしい。
石井竜也
14.01.24 23:16
大切な者を亡くしたり、喪失感と絶望で、胸が締め付けられたり。そんなときは、思い切り人は泣いても良いと思う。流れ出る涙が、決して悔し涙なんかじゃなく、純粋に悲しい涙なら、どうかその涙を止めないで、素直に泣けばいい。決して気休めなんかじゃない、本当の悲しみに合う事は、悪い事でもない。それが他人への心遣いに繋がるときもあるからだ。何でも、経験からでしか、物事の真意は、解らない。今現在の事は、しようがないにせよ、その瞬間は、素直に泣けば良い。それは貴方が人間である証拠、心のある証拠だから。男も女も関係ない。心の底から悲しい時に泣けないなんて、こんな寂しい事は無い。だから、泣けるときは、子供みたいに泣けば良い。流した涙の数%は、心が軽くなるはずだ。ほんの数%でも軽くなれば、未来も考えるようになる。だから、今はどん底で、苦しくてどうしようもない涙を抑えられないなら、泣けば良い。そんな事、ちっとも恥ずかしい事じゃない。痩せ我慢して、こらえて、体裁を繕うより、よっぽど泣いた貴方は素晴らしい人だ。悲しい時、絶望した時には、心が「かたくな」になるものだ。ここは大人の悪い癖。こんな痩せ我慢はさっぱり忘れて、泣きたいなら、泣きなさい。それでも、貴方は救われる。感情を素直に出せるという事は、貴方の中に、まだまだ純粋無垢な部分が沢山ある事の証明でもある。声を出すのがいやだったら、布団をかぶって泣きなさい。思いっきり、暴れるほど泣きたいなら、少し暗い広い部屋で泣きなさい。そんなところがどこにもないのなら、車で近くの公園まで行って、声を上げて泣きなさい。決して恥ずかしい事じゃないから。決して、弱い事じゃないから。悲しい出来事があったんだ、泣いて当たり前だよ。当たり前の事は、素直に表現してみなさい。貴方のどれだけの素直さが出る事か?計り知れない悲しみを、涙で少しは鎮めましょう。