子供達は解っていました。
石井竜也
14.02.13 18:19
日立で集まった子供達の大半は、今ある自分たちの現状を、よく把握していました。中学2年生になった、『ようこそ先輩』の子供達は、既にベントの問題、4号機の燃料取り出しの問題、政府が原発輸出策を検討推進している事、雪に混じった放射性物質が一番危険な事、その雪が溶けた路肩に放射能が濃縮される事。全て、子供達の口から出てきた言葉です。ソウルの放射線量が東京の3倍である事も、理解していました。これには、驚いた。ある男の子は、「被曝量の測定値は、あてにはならない、個人差がある限り、国の偉い人は、いくらでも誤摩化せる」とまで言っていました。ここまで13歳の子供が大人になっていいものなのでしょうか?普通であれば、海辺や畑の真ん中で、やんちゃに遊んでる歳です。最後に、耳の痛い事を言われて、僕は、言葉を無くしました。「なぜ、2時間校庭で遊んではいけないのに、登下校は、平気なんですか?」・・・貴方は、これにどう、答えますか?