ソチも盛り上がっているのに・・・。
石井竜也
14.02.15 18:56
一方フランスのアングレーム国際漫画フェスティバルでは、韓国が、従軍慰安婦の問題を題材にした作品を60あまり出そうとしていた。子供達が中心に集まる場所で、韓国が慰安婦問題を取り上げる事は、果たして適切であろうか? もちろん、日本政府の速攻の対応で、韓国側の記者会見もストップ。慰安婦についての説明も、教育上、このフェスティバルの性質上あり得ないとし、却下。この問題に加担したと思われる、フランス当局の責任者は、かなりの裏金を韓国側に掴まされての、強硬措置だったようだ。漫画は、手塚治虫さんや、ちばてつやさん、藤子不二雄さんやモンキー・パンチさんや松本零士さんなどが、戦後の日本の復興と共に、この日本がこうあるべきであるという、平和主義、正義感から、作り上げた素晴らしい我々への贈り物である。最近亡くなられた「やなせたかし」さんは、「戦争したけりゃ、マンガの中だけですれば良い」とおっしゃっていた。ソチ・オリンピックでも、各国の思惑だけが、選手の足を引っ張っているようにも思えるロシアでの開催。中国と、日本の代表を、遠巻きに置き、プーチンが、ど真ん中に鎮座した構図は、まるで今の世界情勢、あるいはアジア近郊の周辺事情を、そのまま浮き彫りにした形だ。高橋選手の『バイオリンのためのソナチネ』にしても、彼の心中はいかばかりか、計り知れない。何かの行動を起こす時に、怒りや、激高をそのまま行動に移すべきではないし、また、「自分がメディアに出るアーティストである事を強く意識した」人間であってほしいものだ。誰かと誰かが恋をしたとかの領域ではない、この国本来の姿勢や誇りを消してしまうような行為は止めるべきだし、また、やらせるべきでもない。僕たちが子供の頃、マンガは一番の夢見る場所であったし、また、辛い事をかき消してくれる逃げ場所でもあった。知らなかった事も、教えてくれたし、夢中になる事も教えてくれた。大友克洋さんや鳥山明さんなどから始まった、アニメ界の開拓により、漫画は大人の世界まで引き上げられた。こんな事は、想像力が鍛えられていない国民には不可能である事を付け加えたい。今の大人達の大半が、ジャングル大帝や鉄腕アトム、あしたのジョーや、巨人の星に夢を託してきたからこそ、広がった文化なのだ。「考えてみて下さい、小さな1コマ(漫画の枠組み)に、宇宙が広がっているんです」これは、キャプテンハーロックなど、数々の名作を世に出した松本零士さんの言葉。今回のアングレーム国際漫画フェスティバルでの、韓国の妨害工作としか言いようのない行動は、日本を悪者にするだけじゃなく、多くの世界の子供達や、大人達の夢さえもつぶした事に他ならない。これは、ゴーストライターの書いた曲で演技する高橋選手の気持ちに少しだけ似ていると思いませんか?貴方は、こんな韓国の反日に「謙虚」を持ち出せますか?僕は、何も、戦争だ!なんて、言ってはいません。不正に殴られたのなら、「抗議はするべきである」という事です。世界には、「こういう喧嘩は、黙っていた方がいい」という日本人ならではの「謙虚さ」は、通じない国が一杯ある事を忘れない方がいい。高橋選手の、勇気と、それでも曲の本質だけを見つめる強い率直な精神に乾杯です。頑張れ!日本!!!