MIND BBS 〜掲示板〜

一体、どこから・・・。

石井竜也

11.04.04 05:39

考えて行けばいいのでしょう。地震、津波、火災、原発、風評、余震、そして、物資、燃料、情報、衛生、病気、医療、遺体、衰弱、無職、老人、子供、犯罪、確執、把握、執着、孤立、生活・・・そして、一番恐れるのが、今は、暖かくなるこれから。被災地の状況は日を追うごとに急迫の度合いと救援が困難な状況に変化しつつあります。孤立している人々、避難所の生活の想像を絶する衛生的な問題。医師が何人いても、医療現場の不足で、重傷患者の対応が出来ない(手術が出来ない)不法入国者が必死の状況で、生き抜いている。被災した人と、そうでもない人々との格差の大きな地形的な被災。今だ続く余震への恐怖。緩んだ活断層への警戒。就職と、これからの復興の目処がつかない。東北の人々の、いい面である、土地へのこだわりや、人情の厚さが、手つかずにさせてしまっている、被災地現場。遅れて行く復旧。町中に広がる汚泥の処理と、未だ陥没地域で海水に満たされてしまった広範囲な土地に眠る遺体。まったく全体像が把握出来ない現状。原発事故での放射能汚染が深刻な近海漁業、農業、畜産、産業。それによる人々の心の問題。絶望、悔恨、疲労、恐怖、秩序、生活、治安、軋轢、・・・現実は、このような事の上乗せ状態です。インフラの整備がしたくても地元の人々は、自分の家族を今だ探し回っている状況で、重機で、ドカドカ、屋根やがれきを撤去してくれという人と、そんな事をしたら、がれきの下の遺体が粉々になってしまうと、訴える人との心情的な部分。ただ上がってくる遺体には、遺族の影もまばらだそうです。つまり、避難場所から、遺体安置所が遠いとガソリンの不足で、遺体の確認にも行けないのです。しかも、震災から3週間の遺体は、判別が非常に困難な状態で、もはや、歯形やDNA鑑定の出来る人数をとてつもなく上回っている。放射能汚染地域ではもっと、悲惨です。海に流されたご遺体の、地元の勇士と海上自衛隊による引き上げ作業が必死に行われておりますが、広範囲に分布しいるため、困難を極めています。この状況を奪回すべく、赤十字や、自衛隊、地元住民、ボランティア、各国の支援団体など、様々な救済活動が手をこまねいている現実。地震国日本の本当の恐ろしさが、世界には強力な形で報道されております。本当に気の遠くなる大災害です。問題は複雑の度合いを増しています。国の方針もまったくの暗中模索が繰り返されるばかりで、一向に前に進めず、機能していない状況。莫大な借金を抱える日本の経済的な打撃は徐々に西日本にも影響して行くのでしょう。これは、日本人の問題から、世界への救援・援助の問題になって来ているのではないでしょうか?この国だけで、解決出来る問題ではない様にも見えて来たこの頃の被災地の状況です。

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