個人と世界。
石井竜也
14.04.07 12:26
実は、あんまり違っていない事に、このごろ気がつきました。消費税は国内の問題ですが、当然TPP参加の余波でしょうし、コンピューター関連も完全に頭打ち、つまり行き渡り過ぎで、消費意欲は10年前ほどではない。せめて文化だけは、不正や騙しは止めて頂きたい。純粋にそのアーティストを、心の救いや癒しにしている人々を、自分の背中に背負っている事に、有名勢はハッキリと責任を持つべきです。なぜ、ステージで歌えるのか?演奏出来るのか?それは、指示して下さる人々の夢のおかげなのです。その夢を根底から壊す行為は、あまりにも儚い。必死で上を見つめる若者にも、悪影響を及ぼします。一定のキャリアを持つアーティストは、自分の作品に対して、責任を持たなければなりません。これは芸術だからとか、銀行だからとかという職種の問題ではなく、人として生きて行くのに、社会との整合性が必ず必要になるからです。そこでは、最低限のモラルと、品格が求められます。世界で起こっているあらゆる災難を見ても、危険に対するモラルが崩壊していたり、社会性が全く構築出来ていなかったりする事が多いように思います。例えば「正しい歴史認識」この言葉は、非常に曖昧で危険をはらんだ言葉です。歴史を政治家が語れば、当然、自国の都合のいい部分を切り取ります。要するに「歴史」は、簡単に外交や政治判断に使うものではないという事です。過去の行動を恨みや怒りで見つめれば、全ての冷静な判断が狂います。これは、国家間でも個人でも同じ事が言えます。世界で一つ共通する言葉は、「お互い様」なのです。だから、歴史問題を政治に反映する事は、現代を否定しかねない。国の長であり、国の信念や心情を代表する立場の方には、一言の大きさに責任を持ってもらいたいと思う今日この頃です。