「罪悪」って何だろう?
石井竜也
14.04.15 19:10
ゴースト・ライター事件に、ナントカ細胞事件、その仕事に一生をかけたはずの人びとだと思うんです。最初から、騙してやると思ってやっていたのか?途中から、何となくそういう方向に行かざるを得なかったのか?多分、どちらも後者のように感じるのです。「罪悪」の判断は、人間が、決められるのでしょうか?どんな人でも、誰かのまねくらいするのではないでしょうか?何かに打ち込んでいる時に、悔しさで、つい嘘をつく事だって、人間だからあるのでしょう。これを、不特定多数で、人身御供にさらし者にして、いじめ抜けば、楽しいのでしょうか?彼らは、一度は、みなさんが感動に震えたものを作っていたのは確かですよね?「誰しもが芸術や科学に造詣が深くて、きちんとある程度の知識があれば、これは本物ではないと判断できる見地を持っていれば、こんな事にはならなかったんじゃないか?」と思うようになったんです。彼らを叩いている人びとは、そういう才能とセンスを持ち合わせていたのでしょうか? そんな人達が集まって、彼らを批判出来るのでしょうか?俺は、そんな研究もクラッシックの世界も解らないから、何も言う資格はないと思うようになりました。彼らを糾弾している人びとは、さぞやクラシックに詳しく、音楽の知識と、見地を深く見定めている人々なのでしょうし、ナントカ細胞は、研究の厳しさも苦労も解った上で、厳しい批判をしているのですよね? 何かの不正に気がついた頭脳明晰な方々ばかりが、あの厳しい詰問を記者会見で言っておられるのですよね?・・・やっぱり、日本人って、凄い研究熱心なんですね?一生をかけて、何かに必死に取り組んだから、憎らしいのかな?それとも、彼女の言っている事が理解出来ないから、闇雲に糾弾しているのかな?もし、あの記者達が、反対の立場だったら・・・ああ、ばからしい。