ここに来るみなさんへ・・・。
石井竜也
14.04.18 21:13
日本は島国であり、歴史上、閉ざされている部分も相当あると思われます。私たちが、通り一遍に教科書で習った歴史の影には、多くの犠牲と、利権、欲望がからんでいると思われます。今の歴史教育は、都合のいい部分だけを抜き出した物に他なりません。これは、他の国にも言える事です。どの国にも、「これは言わないでおこうね〜」という場所は、あるのが本音。だから、「権力者が歴史を語るべからず!」なのです。権力は怖いものです。そういう権力を持つ者の歴史観は、非常に都合よく改ざんされ、書き直され、美化され、まるで、とてつもなく簡単明瞭なものに変わってしまいます。歴史に詳しくなる事は、自分が何者で、どこへ行くのか?が、ある程度、解るという事でもあり、自分のある程度の指針にもなる事だと、理解するべきです。矛盾を発見したら調べてみるのも良い事です。それでなくても、世の中には、言っちゃいけない事、悪いと知っていても、しても良い事、誰も求めていないのに存在する法律、立ち入ってはいけない場所や、事象、とにかく矛盾だらけなのに、気がつかないのが日本人の認識の弱さなのです。だから、矛盾を矛盾と感じない。痛さも、その数ヶ月を過ごせば、後は感じなくなるそうです。つまり「慣れ」が人間の身体や頭脳には、存在するという事。「オリンピックに政治理念を入れるな!」と言う事すら、世界では守れないのです。「スポーツに利害関係を持ち込むな!」も同じ、商売にしなければ成り立たない状況を誰かが作っているのです。もちろん、その恩恵を選手も頂いている。こんな構図は当たり前になり、世界の非常識の常識になっている。この「非常機の常識」は、誰が作ったのでしょう。・・・その通り、悲しいかな、人間の歴史です!どんな国の人だって、痛いのや臭いのや、汚いのや、死ぬのは嫌に決まっています。なのに、そういう状況に持って行かれる国もあれば、自らそういう状況を作り出してご満悦な国も、信じたくないけれど存在するのです。人それぞれに趣味があるように、国にも指向性というものがあるのでしょう。なぜに世界は、共存の道を選ばないのか?それは、今までの歴史に関係しているのです。経済も、宗教も、政治も、全ての世の中のエネルギーは、どこからやってくるのか?それは、歴史からその国が学んだ、ずるさだったり、善意だったり、悔しさや悲しさだったり、一番大きな感覚は、恐怖です。恐怖は、人を変えます。国をも変えて行きます。だからこそ、「正しい歴史認識」という言葉は、間違っているのです。そもそも、別の国の歴史を認められるはずがないのですから、認識という言葉も間違っている、「正しい」もその国によって違っています。今でも、シリアの解放軍の「正しい」と、政府軍の「正しい」は違うでしょ?要するにそういう事なのです。この言葉は政治に出しては行けない言葉なのを、早く一国の長である彼女は知るべきですね。同じく、僕らも歴史の影をもっと、見るべきです。それがある意味、大人になる事でもあると認識する事だと僕は思います。奇麗で美しい物だけ見ていては、絶対に解らなくなる時が来ます。追い求める必要はないけれど、歴史に影がある事くらいは知っておいた方がいい。それは、貴方がいつか必ず生き残るための、知識になるはずです。