意思の疎通の大切さ。
石井竜也
14.05.03 08:10
そうですね、やっぱり、仕事をしている以上、上司だろうが派遣だろうが後輩だろうが関係なく必要なのは意思の疎通ですよね。これをおろそかにすると、いい仕事もできない。人間をまるで「チェスのコマ」くらいにしか見ていない会社の作る物は、やっぱりどこかさめている。つまり、切磋琢磨して行き着いたみんなの意思疎通が感じられない。バラバラなのだ。大切なのは、同じ方向を見るための個々の個性の出し方と、その方法ですよね。単純明快な職場もあれば、複雑怪奇な職場もある。業種によっても環境が違う訳だから、一概に、答えは出せませんが、今自分がどの位置に居て、何をまかされているといった、単純な自分の位置関係も知らされないでいる事は、本当に辛いでしょう。だけど、おおよそ、仕事の70%は、宙に浮いているように思えます。この資本主義社会では、地面に降りるのは自分自身の判断なのです。地に足がついている状態を「自立した個人」と周りに納得させるには、それ相応の努力と、最初に流さなければならない血が必要なんです。自分の意志をもち、それを実行するために、疎通を図る。そして、他人の意見に耳を傾け、その上で、自分の確固とした考えを発言する。このキャッチボールが、出来る人と取り残される人を分ける一因じゃないかと思うのです。意思の疎通は、現代に生きる私たちには、絶対にしなくてはならない、あるいは通らなくてはならない、細い路地のようなモノかも知れませんね。