14.05.29 02:11

歴史を学んで行くと、この時代だけじゃなく、常に人間がいる場所では、混沌が繰り返されている事に気がつく。結局人間が数万人集まれば、様々な混沌が起こる訳だ。そう言ってしまえば、ずいぶんと愚かであるのが人間であると感じるかもしれないが、人は最初から、そんなに理論的に生きて行ける訳がないのだ。計算で地震が解ったら、超能力で戦争を止められたら、歴史に悲劇は描かれなかった。結局、どんなに科学が発達しても、どんなに法整備を完全にしても、欲望や、悪徳という人間の業が、人の社会を混沌にたたき落とすのだと思う。一つの地震が起こったとして、その国の人間性は、確かに出ると思う。でも、完全に紳士になれる訳がないし、それが人間の真の姿である限り、不正や、愚行は繰り返されるものなのだ。確かに、「これだけ、人間やってるんだから、そろそろ分かれよ！」って、言いたいところだが、人の感性が多様化しているように作られたのは、自然の営みだし、大体、人間なんか、動物のたったの一種類に過ぎない事を肝に銘じるべきだ。信仰心とは、人が真摯に生きて行くために、先人達が作り上げた、神との契約なのかもしれないね。さあ、明日も、新しい自分が生まれる日だよ。人は、死に向かって生きているという人がいるが、そうじゃない。未来を作るための時間を貰っているのだ。俺たちなんかいなくても、地球は立派に回って行くだろう。なぜに、人が生きているのか？それは、未来に何かをつないで行くための夢を置いて行くために、生きているんだよ。自分世代で見た夢を、次の世代に期待し、精一杯生きて行く。生きる事というのは、そういうところが理想だと、僕は思う。