悪い事より、良い事を
石井竜也
14.06.15 02:22
世の中の殆どの人は平和を願っているし、幸せに生涯を送りたいと思っているのは、当たり前の事。だけど、少数の強力な財力と、権威で私たちの人生は、動かされているのかもしれません。でも、どんなに、奴らが、強権的に僕らを縛ろうとしても、絶対に不可能な事がある。それは、人の人生への想いや、大切な人への愛情、苦しんでいる人びとへの同情や人情、未来への夢や希望。たとえそれが現実とならなくても、人間の本来持っている、幸福への願望だけは、もぎ取る事は出来ないという事。自分の目の前には、一見、ネガティヴなことしか、並んでいないように思ってしまうのが人情。しかし、それは、大体の不幸は、人と比べての結果なのです。比べなければ、案外人生は、お金でも、権威でもない事に気がつきます。カーテンを取り替えてみる。壁紙を自分で張ってみる、窓をたまには拭いてみる。好きな友人や、亡くなった、親戚のおばちゃんと、心で話してみる。中学時代の笑い話を、同僚に話したり、また同僚の失敗談を想いっきり笑いながら聞いてみる。おいしい物を、せめて、一週間に一度は、食べてみる。石井のコンサートに足を運んで、くだらないトークに耳を傾けて、笑う転げてみる。これ、どれも、そんなに難しい事ですか?未来とは、手塚治虫先生が予想した殆どを、現代人は、開発しています。でも、それがどうしたというのでしょう。寝たきりの老人に、「爺ちゃん、今日はどうだね?」と一言、声をかけるだけで、人というのはかわるもんです。めそめそしてる女の子に、お母さんが、叱るのではなく、自分の失敗談を聞かせてわらわせるのも、教育です。要は、人は人を、コントロールなんか出来ない。リストラされた人たちから世界でどれだけの大富豪が生まれていると思いますか?勝者はいつか敗者になる運命です。同時に、敗者は勝者になるチャンスを無限大に持っているとも言えるのです。実を言えば、これが真実です。据えるのは、自分自身であって、考え方次第なのです。精神の澄んでいる人は、言葉の勢いで感じたり、目の輝きで感じる物です。魅力とは本来そういう物なのです。