MIND BBS 〜掲示板〜

「知る」ということ

もあい

14.07.11 08:10

先月の初めに《ハタチ基金》(NPO団体の支援活動)のフォーラム/報告会に参加してきました。フォーラムでは、活動報告のほか、現状抱える問題や、震災直後といまの違いなど、現地にいるからこそわかる生の声を聞くこともできました。その中で印象に残ったのが、南相馬市役所の方のお話でした。

「震災から3ヶ月後に、それまでできていなかった『1歳児検診』ができるようになった時、お母さん方はイキイキとされていました。でも、震災から3年経った今、お母さん方は気持ちが不安定になっています。」震災後の検診がひとつの希望だったけれど、3年経った今でも、先が見えないという不安、子供たちの未来が見えない現状に疲れ始めている時期なのだそうです。

フォーラムの冒頭では「今になって子供たちの不登校が増えてきている」と語られていました。大人が抱えているストレスが今、子供たちのストレスとなってきているそうです。

メディアでもなかなか取り上げられない状況で、被災地のいまをどう知っていくかが重要だと感じました。考えるためにできることの第一歩は「知ること」、そして「伝えていくこと」だと思いました。直接的な支援はできなくても何も知らないで寄付だけしているだけでは継続した支援はできないなと改めて思い直しました。

3年経った今、支援金全体の額も支援団体の数も減っているそうです。まだまだ支援を必要とする方がたくさんいる中で、ニーズも3年前とは違ってきていると聞きました。

いまを知り、いま求められているものは何か…見極めるのは難しいですが、少しでもできることを見つけなければならないな…と。そう言えば、震災直後も同じようなことを思っていた気がします。10年、20年…と自分ができる限りの支援を続けて行こうと、改めて考えるきっかけになったフォーラム参加でした。

そしていつまた起こるかもしれない災害に備えて、その時自分は何ができるか…ということもこれからは考えて行かなければならないなと思いました。

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都度都度思うことがあるのですが言葉を選んでいるうちに書き込めずに3年も経ってしまいました。活字にするって本当にむずかしいです;

長文失礼しました。

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