「原発」賛成派?
石井竜也
14.07.18 03:44
この小さな国土に地球を何回も絶滅させられるだけの、プルトニューム、ウラン、核廃棄物があることが、素晴らしいなんて思う人は、基本的にはいないでしょう。そこに利権や、利潤が途方もない金額で、懐に入る人達がいるんです。そのために白羽の矢は、比較的人口の少ない、「原発」についての詳しい情報を知らない小さな街が狙われる訳ですから、反対しても、人口の少なさや、金権選挙で心まで売った政治家が牛耳っている限り、少数派の反対など、取るに足らない事なのです。そのやり口は、酷い物です。真剣に考える人たちを崩壊させて行き、洗脳させ、その地域の人たちを争わせ、結局、経済的な大きなうねりと、最後は札束で、口を塞がれるんです。大人も子供もその地域全ての人がです!考えてみて下さい。今の54基の原子力発電所が、なぜあるのか?日本は、これを海外に技術的にも物質的にも売り込んで行くための、国土を使った商品陳列のつもりなんです。「日本は、こんなに技術があるんです」という商品説明と、ご自慢商品大パノラマ商法です。どの商売とも違いのないやり方にしか過ぎない。・・・危険で危うく、どす黒い商売です。そこまでして、命を軽んじ、経済を優先する愚行は、筆舌に尽くしがたい。その利潤は、おそらく国を潤わせる事にはならないのだと思います。ある一部の利潤追求者を鉄壁の城壁を囲んだとてつもない豪邸の奥で、にやけ面して、スイス銀行に入った金を勘定させるだけ。何の責任感も、危険も金で売れる人間はいつの時代にも存在していました。現代の昔の財閥のような特権階級を持つ人びとがいない、と思っているのは、大きな間違いです。この世の中は、平等なんて考えている中心的な人物は一人もいません。士農工商、カースト制度、ピラミッド型経済、大富豪と労働者・・・・、言葉はなんでもいい。・・・悲しいかな、それが現実です。他人の生活や事など考もしない、命の尊さなんてどうでもいい、たとえ国が滅んでも、ちゃんと、他国で保護される確約を持つ特別な階級が存在します。そんなやつらは、終戦の混乱と、弱体化した国を欺きながら、この国は、そいつらの良いように戦後、弱体化された国民感情に、「甘すぎる飴」をほおばらせながら、腹で笑って、手のひらに乗せてきたんです。僕が、言いたい事の真意は、「今更反対してももう遅い!」という事です。厳しい意見かもしれませんが、原子炉を稼働停止にしている現在も、我々の血税のどれだけのパーセンテージが使われていると思いますか?稼働させても、同じです。解体となったら、国民への負担は、天井が見えないほどでしょう。「でも、今、やらなければ!」というのであれば、国民全部が、一度「貧乏」を覚悟しなければならないほどの規模なんです。この覚悟があって初めて、「原発ゼロ」は、現実化出来るのです。「だけど、命が大切!」当たり前です。人が死んで喜ぶ奴は、病気か頭が狂ってる奴らだけです。夢を語ってもどうしようもない。いやなら、この国を出るか、この国の体質自体を根本から変えなければ出来ない所まで、原発地獄は、現実の物として存在しているんです。「原発反対」のプラカードで、絶対に治らない病気にかかった、国、日本。・・・・せめて、一個ずつでも、原発を減らして行きましょうと、現実的に、軽減策を打ち出している政治家を選びたいと思います。我々、一般社会人が出来る一番の攻撃は、民意の大きさなんです。「いやな物はいや」そう思うなら、国を司る政治と、金がどこに流れて行くのかを、よく見ておく事です。もし俺が殺されたら、この事を、誰かが匿名でも言い続けて下さい。マハトマ・ガンジーは、一人でも国を変えました。言い続ける事が出来るのなら、思い続け、願い続け、行動に移して行きましょう。その時、決して声高に言ってはいけません。地を動かす地響きのように、国民が、一気にその方向を目指すんです。悲しいかな、この方法しか、「原発ゼロ」の現実化はないのです。地方の金権選挙のしがらみから始まり、中枢の利権と権力と買収で薄汚れた国会議員達に、国民の意思表示を、「一票」として、革命するしかないのです。気を付けなければならないのは、大きな声で「原発ゼロ」等と、発言してる立候補者です。むしろ、敵はそこに潜んでいるからです。