GROUND ANGELは、『平和主義』
石井竜也
14.10.09 22:10
僕の「極刑発言」で、みなさんに動揺を生んでしまった事を謝りつつ、事の重大性をお話しします。GROUND ANGELは、あくまでも、平和主義に基づく人間の愚かさまでも、みんなで考えようじゃないか!という趣旨に、貫かれています。僕も人間ですから、あまりにも残酷で卑劣で、餓鬼畜生のするような犯罪によっては、血が頭に上る事もあります。その事を考える上で、避けて通れないのが、裁判です。裁判制度は、人が人を、人が作った法律と社会理念に基づいて行う「エゴイズム」かも知れません。しかし、そこにもし、被害者が殺されるシーンのビデオがあり、そこに映し出されたその現場の様子を見た時に、犯罪者の顔が笑っていたとしたら・・・あなたはそれでも、その犯罪者を許せますか?「痛いよう!痛いよう!」と叫び続ける少女の顔を、じっと見ていられますか?「考える事からはじめよう」という事は、そういう想像もしなければならないのです。そんなに簡単な事じゃない。真実を言えば、裁判で『死刑判決』なんて、ナンセンスだと、僕は思います。でも、人として、親として、社会人として・・・・僕には許せない。犯人が死んだからって、殺された被害者は戻りません。失った物は二度とは帰ってこないのですから、殺さなくてもいいだろうに・・・と、友人が言った事がありました。僕は「そうだね」と言えなかった。きっと、この問題は、男と女の問題と同じくらい、永遠のテーマでしょう。みなさん意見が違うのも当たり前です。『GROUND ANGEL』の活動をも、揺るがしかねない発言である事は、十分に理解しての発言です。事故や過失ではないのです。犯罪が趣味化している連中を差して、言っている言葉です。楽しんで人を殺せるのは、すでに半分人をやめています。平和的に生きていこうという崇高な能力も持ち合わせられない動物です。どんな人でも何かに立ち向かいながら、必死で生きています。それでも我慢して、自分を高め、時には何かにすがりながらでも、真っ当に生きる事を、探しているのです。ズカズカと入り込んで、レイプして、殺して、遺体をバラバラに、歌いながら楽しそうに犯罪に及んでいる犯人を、僕は、どうしても許せないでしょう。しかも、その準備は周到に計算されて、あたかも、プラモデルを分解するがごとく、手際がいい。・・・・悲しいかな、こういう人間は、現実にこの社会にうじゃうじゃいるのです。もちろん、その一歩手前の人間も・・・。この国の自殺者は年間30000人を超えています。この数は、戦争中の国の死傷者と変わりません。レイプは、年間10万件とも聞きました。もちろん、レイプされても、届け出られない方も入れたら、この三倍?それとも・・・。そんな事が許されて良いはずがありません。秩序は、その国の社会構造上、嫌でも保たなければならない事なのです。弱者を軽んじる国に未来はありません。『GROUND ANGEL』は、そんなところにも、考えをのばしたいのです。・・・・みんなで考えましょう。そこからでしか、世の中を変える事は出来ないのですから・・・。