MIND BBS 〜掲示板〜

心への振動を伝える。

石井竜也

15.01.16 23:11

歌はどうやって、みなさんの心に届くのか?を、総合的に、一般論も交え、考えてみました。ある人は、何か家庭がギクシャクしている。でも、その答えまでは、見つけられていない、そんな曖昧模糊とした気持ちのまま、街を、普段と同じ生活のために、歩いていたら、ふと聞こえてきた、『はなひとひら』「あら?誰の曲からしら、石井の声らしいけど、まさか、あのカールがこんな歌を歌うはずがない・・・でも、やっぱり、この声、聴いた事がある』帰って、インターネットでテレビなどで歌っている石井の『はなひとひら』を、一応聴いてみた。すると、まるで、今まで、夫の浮気や、完全に謝罪している言動に憤りを覚え、かたくなに、縮こまっていた自分に気がつく。「それぞれあって、あたりまえ・・・」そうなんだ、みんな自分の人生を精一杯に、生きようとしている中での、過失や、間違いは、必ずあるはずである事を知る。また、棚に上げていた、自分の人生は、どうか?家族に怒り散らせるほど、立派な人生を送ってきたのか?・・・・間違いもやっぱりあった。人の力、家族の力がなかったら、乗り越えられない事件もあった。そんな事に気がつく訳です。歌は空気の振動、心臓も、脳も、心も、実は、同じように、空気のある場所で、感じられる感情。一曲一曲に心を込めて、作っている方としては、作った全部の曲を聴いてほしい。でも、それをやってしまっては、自己満足と、個人的な事での収束しかない。だから、自己満足に至らないように、みなさんが知っている歌も、心を込めて歌って歌ってきました。そんな、活動の端々で、もし、苦しさや、寂しさ、悔しさや、虚しさを、少しでも、払拭する曲が僕に作れていたのなら・・・僕は、今、死んでもいい。アーティストとは、そういうもんです。自己表現とか、独創的とか、右だの左だの・・・こんな愚かしい事はない。なぜなら、人の障害に、右も左もないからです。あるのは「せめて小さくても、幸福と思える瞬間が欲しい」たった、それだけの事です。心へ伝える事は、30代の俺には、情熱でしか出来なかった。50代になって、やっと、理解出来たのは、一生懸命、自己を見つめ合いながら、同時に、みなさんの人生を感じつつ、一言一句、必死で歌ってれば良い。そうすれば、伝わらない人には伝わらないし、理解し、心をふるわせてくれる方には、ちゃんと伝わっている。歌で、不の方向から、あるいは、闇から少し、日のあたる場所に、出す事が出来た・・・。これでいいじゃないですか。僕は、小さな窓から、雄大な景色を見るのが好きです。雄大な大地に堂々と立って、小さな家の小さな窓の中をのぞくのは、「ショー」ではありません。結局、みなさんと同じ生活、感覚のもと、いかに、自分の個性や、考え方を伝え、歌って行くのか?・・・・・唄うたいの人生はまだまだ続きます。たとえ、命が、途中でなくなっても、必ず、みなさんの心の中に、生きる事が出来る」僕は、そう思いながら、今、曲をひねり出しています。30周年、55歳の、この時代に居合わせ、考える、曲のあり方です。

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