吉祥天女が舞い降りた〜奈良・薬師寺国宝展示会
石井竜也
15.04.25 20:36
『僧侶』という職業・・・いや、聖職は、なんと崇高なる努力と忍耐の上にあるのだろうか?と思う。この間、この展示会の意味は、東日本大震災でもの言わぬ人びとの心の奥底の悲しみや悔しさを、信仰というもの言わぬ仏の力で、なにがしかの傷ついた心を癒したいという『一心』これこそ僧侶の僧侶たる立ち居振る舞いと、考え方であると、思い知らされました。会場は、本格的な展覧会場なだけに、非常に緊張はしたものの、薬師寺の皆さんの、人との関わり合い方が、非常にフレンドリーで、人に僧侶という仏門にある自分たちを、我々一般の人間の考え方をよく理解し、笑いを入れてお話ししてくれるその姿は、1300年前も同じだったのではないか?とさえ、思えた。日本人の信仰心は、まだまだ消えてはいないのだ。それどころか、2000年間、変わらぬ自然への畏敬の念を忘れてはいないのかもしれないと、思わせてくれた、イベントでした。奈良・薬師寺、山田管主様を始め多くの薬師寺僧侶の皆様、ナイスサポートありがとうございました。それと、忘れては行けない、
大谷執事さまとのご縁は、既に、タレントや、僧侶と言った事を超えて、素晴らしい功徳を僕にもたらして下さいました。ここをお借りして、お礼申し上げます。