MIND BBS 〜掲示板〜

時代の悪癖

石井竜也

15.06.28 18:11



戦後70年がもうすぐ来ます。私たちは、あの戦争の何を語り継ぎ何を学んで来たのでしょう。近隣諸国との溝は、開くばかりで一向に歩み寄る努力は皆無。平和という漠然とした、危うい、儚いものを、強固にするべきであると言うのは、世界中の普通の人々が今も考えているはずなのに、終わらない内乱、国際的摩擦、経済問題、そういう大きな目に見えない悪魔に翻弄されるのは、いつも若者と、老人子ども、最後は、若い女性です。今、集団的自衛権問題で、国は大揺れに揺れています。迫り来る隣国の極右勢力の台頭、共産主義の巨大な支配意欲、経済摩擦の頂点を見るような世界の諸問題。ヨーロッパは、移民問題の渦中、特定アジアでは、きな臭いボヤがいまにも発生しそうな状況。国家間の争いや紛争に必ず巻き込まれるのは、そこに住む、よき人々ばかりです。今も国会前では、学生達が、この集団的自衛権行使に向けての政府決定に、60年代の「安保闘争」さながらのシュプレヒコールが行われています。彼らに取ってみれば、いざ、戦争という事にでもなれば、かり出される
まっただ中の世代です。決して、人ごとではないのです。政府がこの声を聞く事はおそらくないでしょう。日本は、実質、世界でも上位の経済大国であり、超最先端技術を保有し、最強の武器をも製作可能な能力を、持ち続ける頭脳的国家。戦争程、こういう科学的技術を役立てられる場所はおそらくないでしょう。そこに、経済が絡んでくる訳ですから、自由経済を推進するための道具はここにあり!といった感じなのでしょう。「尖閣諸島」も「竹島」もこのところの自然災害さえも、利用して、「国民の命を守る」という当たり前の事が、今はいいように利用されているようにも思えてきます。僕は左翼でも右翼でもない。まあ、文化面から言えば、意外に右翼傾向かもしれませんが、僕の理念は、「アーティストは、あらゆるイデオロギーを超えた場所に居るべきで、決して地に足をつけてはならない」です。作品を作るテーマは、その時々で違いはあれど、交戦主義であっては絶対にいけないといつも、心に誓っております。世界の経済的覇者になっても、自殺者は3万人。要するに経済
戦争な訳ですね。玉が飛び交っていないどころか、見えない、お金の玉が今の日本にはビュンビュン飛び交っていると言ってもいいでしょう。大きな落とし穴になる言葉があります「何となく、普通に暮らしを生きて行くためには働かなくちゃ・・・」人々に、本気でこう思わさせられたら、その政権は、政治家の集団としての党派として、成功しているのです。でも、よく考えてみて下さい。日本は世界的に見ても「高利貸し」とさほど変わらない位置にいます。このイメージは、どれほどのモノなのでしょうか?大人が考えなければならない時代にいよいよ、戦後70年で到達した訳です。・・・といっても、エベレストの頂上を制覇したとかいった類いの壮快ものではなく、一人一人がどんな暮らしを望んでいるのか?と行った、一見単純そうに見えて、一辺倒には考えられない難しさがある問題なのです。一つだけ、絶対に言える事は、「人を殺すんじゃない」という事。『戦争は絶対にしてはいけない!!!!!』という事。それが最低のルールです。今年、国産で初めての戦闘機が初飛行を行います。名前は「心神」、ステルス技術が日本の独壇場な他、メカニカル・テクニックの異常発達した国が作り上げる戦闘機は、レーダーに映ると、スズメ程の大きさにしか移らないとか・・・。「いずも型・空母」(全長240メートル級)もこの小さな国に本当に必要なのか?と思う。これは現実的に実戦配備としか考えようがありません。人道支援に、こんなに空母が必要なのでしょうか?そして原発は原爆政策基地に2週間で変える事が出来る事実。おそろしい国になりそうで、エンターテイメントなんて、いらなくなるのではないか?と、ただいま考え中。

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