それぞれの思い
もあい
15.07.08 08:25
井上きみどりさんの「ふくしまノート」というコミックエッセイには、たくさんの思いが載っています。福島に住み続ける人の思い、避難のうえ新たな場所で生活する人の思い、町の再建に向けて自分にできることはないかと考える若者や子どものためにできることを必死におこなっている親御さんの思い、そして他県の人へのメッセージ…この本に書かれていることがすべてではないことはわかっていますが、被災された方の気持ちを考えるきっかけになりました。読むだけでは何の力にもならないのでしょうが…それでも知らないでいることよりも知ることが自分にできることの第一歩だと思って読んでいます。今年の3月11日に発売された「ふくしまノート2」では、球美の里についても描かれていました。webでも最新話が見ることができます。
きっと誰も間違ってはいない。否定するのではなく、相手の思いを理解しようとする。そうするとまた違った角度で物事を考えることができる。そこからまた新たな何かがはじまるのではないでしょうか。