経済問題の挑戦!
石井竜也
16.06.27 13:18
今、皆さんの気持ちの中での経済問題の争点は、イギリスが、ユーロ(EU)を脱退決定した事による、日本への反動でしょう?世界には、この経済潮流を大きく動かす「基軸通貨」という物があり、その権限を持つのは、ごく限られた国のみなのです。イギリスの通貨は、皆さんご存知の通り「ポンド」。ドルとともに、準基軸通貨になっている割と強い通貨です。でも、「円」規模ではないのです。今、ポンド暴落の、二対で起こる、ルーブル、やユーロ圏の同時株暴落。これは全て、イギリスの脱退から始まった事に感じている方が多いと思いますが、ドイツが移民政策を強化したときに、既に、イギリスでは、希望人数の3倍が流入し、テロが頻発していたんです。つまり、通貨が同じである事と、政策がそこに同じようについてきてしまう恐怖を、イギリスは、相当前から知っていたのです。だから、島国での移民受付は、危険なのです。日本が受け入れをかなり厳しくしているのは、島国であるがゆえに、大変危険である事を、よく理解しているからなのです。違うイデオロギー、宗教、マナー、習慣、言葉、意思疎通。その他全てが違う国の人が、あまりにも多く入ってしまえば、今までの文化も、文明も、消し飛んでしまう恐れがある事を、大国であるヨーロッパの植民地支配症候群にかかっている国々は、忘れてしまっているのかもしれませんね。かつては、世界の陸地の22%をイギリス圏としていたゲレート・ブリテンは、今や、スコットランドのユーロ賛成運動から、独立への運動に変わってしまいました。おそらく、そうなるとアイルランド紛争は裂けられないでしょう。『ポンド』の終わりを、今私たちは見ているのです。ちなみに、円高になっても、なぜ日本は、株安にならないのか?それは、日銀砲とよばれる、国債発行を、1分間に20兆円ずつ行ってもなおも100日間維持出来る、海外投資金額の多さと、海外貸し出し金額の巨大さからなのです。とにかく「円」は、リーマンショックの時ですら、アメリカを助けた程、強いのです。多分、東南アジア諸国は、とんでもない通貨危機に陥るでしょう。既に韓国のウォン安は、同時に崩壊的株安を食らっています。この4日間で数千社が潰れたそうです。そう言っても、日本でも、これから海外投資しすぎていた企業等は2000社あまり、倒産の危機と言われています。しかし、これは、考えれば、一年間に潰れる企業数に比べたら、微々たる物です。凄い力と蓄えを持つ日本。この世界通貨暴落を救えるヒーローとして、今、世界が注目しているのです。・・・あまり、注目されて嬉しい事でもないですがね・・・トホホホ。