プランはとても大切。
石井竜也
11.04.24 17:07
まだまだ両親を亡くした子供達の方針は、固まっていないのが現状のようです。里親を探して、そこに行ったとしても、果たして幸せか?という疑問は残ります。普通の学校にいって、普通の体験もさせるべきでは?という意見もどうだろうと思っています。私も、この義援金の使い方に方針を決め込んで行くには相当の覚悟と、各所、専門家の意見も聞いて進めたいと思っています。今の学校教育自体に問題は山積です。普通の学校に行った人が、人に車で突っ込んだり、自殺したり、普通の教育を受けたエリートが原子力推進派になる事も、よく考えれば、いかにこの国の教育方針が曖昧で、いい加減かという事になりませんかね? 未だに歴史認識のなさに世界があきれているか。確かに、数学も化学も大切な事だとは、思います。しかし、ここで考えなければならないのは、この学校に来る子供達は、深い深い、傷があり、それこそ、そこいらのいい加減に生きてる大人よりも、可能性がある!ということ。そして、その可能性をのばすためには、文化的自由な発想と、遊びながら学ぶ事が一番だと思うのです。僕の考える「チャイルド・ハウス」は、キチンと部屋がついており、プライベートも保たれ、普通の生活の礼儀もキチンと教えられる、24時間体制の学校です。もちろん、こういう事をするには、僕だけの判断で突っ走る事なんか出来ません。責任は大きいし、運営費だって、相当な事です。ですから、GROUND ANGELだけで運営するなんて事ははじめから、考えてはいません。東北で生まれた子供達です。やっぱり、東北に拠点はあった方がいいに決まっています。それと、これはある方からのメールで「このアイデアは、石井さんの夢でしょ?私たちがお金を寄付したのは石井さんの単なる夢にかけた訳ではない」というようなものがありましたが、これは自分の夢ではありません。あくまでも、今、考えうるあらゆる事の中で「子供達の未来に何か役に立ちたい」ということで自分が考えたアイデアの一つであって、これが全てでもありませんし、まだ決まって動いている訳でもありません。あくまでも、一つの仮の目標を大きな方向性として、提示しただけなのです。皆様から預かった義援金なので、よくよく考えて行動したいと思っています。・・・でも、いろいろな意見がなされるべきだし、それはいい事だと思います。こういうディスカッションを経て、作られるべき施設である事は間違いないのですから。真剣な意見、本当にありがとうございます。