16.12.06 12:18

先日、大阪でおこなわれたGROUND ANGEL 2016、実は、とてつもなく難しい、コンサートでした。見てくださったみなさんからの、メールを見るにつけ、本当に、皆様に失礼ではなかったか？と、何度も反省し、反復し、自分の言うべきこと、それと、言わなければならないこと、そして、今の状況説明の難しさ。それらを、心の中で、反復しながら、帰ってきました。『戦争が起こる兆しを、見極めよう」それが全ての始まりでした。北朝鮮の好戦的な、原爆開発から端を発し、韓国の反日姿勢、中国の領土、領有権問題と、共産国の人権侵害、アメリカの政権交代で、起こりうる、東アジアの不均衡な状況誤認が起こってしまったら？どれをとっても、世界に波及しうる深刻な事案・案件です。なぜなら、ヨーロッパでは、すでに、混乱の渦中にいて、ヨーロッパ各国一つ一つでは、難民問題から派生した宗教や主義主張の違い、どう対処していいか、わからなくなってしまった人権侵害、そして、ギリシャの経済破綻から始まったエジプト政権抗争問題から、イギリスのEU離脱による一層のユーロの弱体化は避けられない状況。アメリカの軍事介入を終わらせた直後のシリアの内戦。それによるアラブ諸国の不均衡の悪化、これはテロという形で、世界に波及しています。そして、今や、舞台は、多くの問題を棚上げにしていたインド・シナに飛び火してきました。これに関しては、いつ、中共の圧政が起こるか、戦々恐々と、見守ることしかできない状況。日本の領海・領空を飛行する、ロシアや、中国といった、主義主張を異にした国の横暴を、どこまで許せるのか？日本も、実は、相当危ない局面に差し掛かっていることは、今年一年の、東アジア情勢を、走馬灯のように思い返しても、お分かりになっていると、思います。しかし、すでに、国民の８０％が、戦争を知らない世代になっていく中、ますます、過激になっていく闘争本能は、インターネットの個人攻撃や、一定の国に対する嫌悪を丸出しにする醜さに気がつかない人々の、勝手な憶測や意見で満ち満ちています。現実問題、この世界の現象は、全て、大きな力にコントロールされています。第二次世界大戦の前も同じように、国民意識の先導を行い、プロパガンダによる、『やらなければ、やられる』という恐怖を煽り、それをして「勇気」に変えていきました。今の韓国の状況も、同じような雰囲気を作り出しているように感じるのです。仮想敵国を作りながら、大統領まで弾劾する民意の力！などと鼓舞する何者かの力。まるで、大きな何かを、成し遂げさせようと、国中の人々を洗脳教育で作り上げていく『裏』ハンの恐ろしさ。これは、ある意味、戦争の火種としては、かなりの危険水域です。小さな国だからこそ、そのメカニズムが、分かりやすい。あの国を観察することで、どうやって、戦争になっていくか？が相当わかりやすくなっていくでしょう。まずは、国民総教育で仮想敵国を教育する。そこですでにベースメントは、作られているわけです。あとは、大きなうねりになりうる起爆剤を作り出す。そのタイミングは、経済的破綻。これは国民が全て、苦しむわけですから、とてつもなくわかりやすい。あとは、肩を押せばいいだけ。これで、軍部の暴走が始まれば、戦時内閣の発足となるわけです。韓国の場合は、すでに、北朝鮮との休戦状態なので、その火種を、作り上げることは、簡単です。メディアで、北朝鮮軍が、ソウルの１００キロのところに、集結中と、号外を出せば、すぐに始まることでしょう。これは、全て、人間の恐怖を煽れば、ダムの決壊のようにドッと流れを真逆に持っていくことは、簡単なのです。ようは、この隣国の崩壊寸前の状況に、我々の愛する国、日本が、巻き込まれないように、できるか？ということです。これは対岸の火事とは違います。対岸なら、見物できるでしょうが、隣となると、自分の家にまで火の粉が流れてくるどころか、火事自体が、写ってくる可能性は、１００％になります。あとは、風向きくらいでしょうか？でも、風向きは、人間の手では、なんともできないわけです。こうなると、政治が急に、秘密を抱え出すわけです。我々、庶民は、その秘密の流れを知らされぬまま、「小競り合い」に巻き込まれていきます。「小競り合い」は、「実は戦争の序曲」なのを知らされぬまま、いつしか、言葉だけの罵倒合戦は、実働部隊に切り替わってしまうのです。そう考えながら、今の嫌韓感情のサイトをのぞいてみてください。あんな立派な、ページを個人的に、こんなに多く作れるものでしょうか？そこから、僕は、怪しさを感じ取っています。大きな目線で物事を見ると、意外にも、小さな傾きが発見できる。僕は、その感覚が現代の日本人が一番感じなければならない、ことではないか？と思うのです。「おいしいお店紹介」だの、「芸能人のバッシング」だの「こんなに世界から認められている我が国」とかの、文字を見ると、福島はどこ？とか、熊本はどうなったの？とか、南海トラフの本当の測定値は？とかに気がつくのです。放射能数値で言えば、日本中が、危険水域なのは、わかっていますか？チェルノブイリ級の爆発を起こした福島第２原発事故は、ウクライナの被曝放射線量や規模感と、そう変わりません。ウクライナでは、３００キロ圏内の高濃度被曝が測定されました。しかし、流れた放射線や原子力放射性生物の範囲は、東ヨーロッパ全土に及びます。僕たちは、今、そういう中で生活をしていることを忘れないでください。しかも、いつ、地震が来るかもわからない、地震・津波自然災害国に、大量の原子力発電所が、点在し、これは、原子爆弾、１００発を２週間で作れる、１発につき広島型原子爆弾６００発分相当の破壊力を持たせられるミサイルを準備できる軍事工場に変えることができるという脅威。・・・・・これ、世界が終わってしまいます。だからこそ、GROUND ANGELでは、より、詳しい、人々を呼び、現在の日本の状況を考える機会にしていきたいと、考えたのです。