MIND BBS 〜掲示板〜

あけましておめでとうございます!

石井竜也

17.01.03 19:39

人間、スマートに、カッコよく生きるなんてことは、映画の中くらいしか出来ません。自分の生活をよく思い出せば、七転八倒、3歩進んで2歩下がる。結局、一歩づつしか、前には進めない。だから、のんびりなんて、ないんです。自然界を見てください。のんびり生きてると思われている、ナマケモノ、彼らは、常に猛禽類による、餌として狙われ続ける一生を過ごしているのです。一見、悠々と海流にだけ乗って、生きているように見られがちな、マンボウも、サメの餌として、2000分の1しか、成魚になれません。自然界において、のんびり生きている生物は存在しないのです。だから、ゆとりだの、のんびり過ごすだの、形だけは、人間は、するかもしれませんが、心の底から、解き放たれるなんてことは、死んで初めてできることです。つまり、生きているということ自体、自然の摂理から考えると、がむしゃらなのです。それこそ、冗談じゃ済まされないのです。人は、笑いや、何か別の世界に、一瞬避難して、心を、休めることはできても、生き物として、すっかり、怠惰で無欲で無邪気で純真なんてことは、ありえないのです。それは、生きていかなければならないという、本能に突き動かされ続けるからです。人も、いうなれば、野生の動物と、なんら変わっていることはありません。しかも、自分がやらなくてもいいことまで、抱え込む始末。自然界では、その群れの中の役割は決まっていますし、オスとメスの関係も、はっきりとしています。しかし、文明や文化、常識や法律という、決め事で生活している我々人間には、そんな規則的な、生活は無理です。それは、自分で決めてしまった、進行や、宗教、仕事や、社会的地位、もちろん、法律や、社会規範、大人にならなくても、自ずと、常識というものを、叩き込まれるし、これでもか!というほど、生きていくための決まりごとを教え込まれるわけです。そこでいう『自由』とは、なんでしょうか?生きていくこと自体に、細かな規則を吊り上げ、自分の首をも、締めながら、人は、なおも、生きようと試みるわけです。心地の良い言葉を、選びながら、または、心地の良い響きの言葉を、頼りながら、それでも、人は生きていかなくちゃならない。それこそ、涙隠して笑顔で泣いて・・・ですよ。それでは、なんでそこまでして、我々人間は、発展と、開発をやめず、しかも、自分たちの住む環境まで犯してまで、発展を夢見るように、できているのでしょう?そこが、ポイントなのです。人は、「向上心」という宇宙の神が作った、「罠」にかかった唯一の動物です。これは、人間という生き物の、悲しい定めのような、本能なのです。汚くしたくて環境をとんでもない状況にしているわけでもないのです。これこそ、進化の過程における、自己矛盾と自己破滅の人間の、運命、もしくは、生態なのです。生き残る術を見つけられるかは、今後の発展、または、人間そのものの劇的な、進化や変化しかありません。鳥は、空を舞い、自由に空を旅しているように思いますが、実は、渡り鳥の、80%が、目的地に到着できません。この他取り付いた20%が、子孫を増やし、なんとか、維持しているのです。全ての、絶滅してしまった動植物が、人間の乱獲によるものではありません。変化する、地球の速度についていけなかった生物が、ほとんどです。我々人間も、自然界に暮らす、進化した動物と考えれば、今がピークで、あとは、絶滅の道を歩くのかもしれません。しかも、その兆候は、いろいろなところに、見られます。複雑化する、経済も、国際状況の入り乱れた憎しみ合い、歴史の教訓を生かせずに、一冊の本にするのがやっとの、人類の生態本能の鈍化、個人的な、生き物としての弱体性の速さ、社会秩序と言いながら、平気で利害を追求しすぎて、起こす有毒な科学分野、便利という利点しか考えず、それがどのくらいの恐怖なのかも、感じずにどんどん推進される、デジタルの世界。しかも、そのほとんどの部分は、武器や、国を滅ぼす道具として、これ以上のものはないというくらい、進んでいきます。100年もかからず、人はもう、第2次世界大戦の悲惨さを忘れてしまいました。僕はいつもこう思うのです。多分、人は個人的には、進んでいく動物なのであろう、でも、群衆になると、全く学習できない動物であるということ。「群れ」という範囲から、逃げ出せなくなる、本能をチンパンジーから、類人猿にかけて取り払えずに、進化してしまった、悲しい動物なのだろうということです。だったら、もう明るい未来なんてないじゃないか!という方もおられるかもしれません。でも、考えてみてください。地球上から姿を消した生物が今までどれほどいたか?を。これは、持論ですが、多分、本能的に、人間には、生存本能の、進化を、体ではない、科学や医学に置き換えて、消滅を、防ごうという、本能があるのだと思うのです。これから来るであろう、大地震や、大災害の数々、ひょっとしたら、ありうる、第3次世界大戦、または、日中戦争。もし、この局面を、今生きている我々が、うまく回避し、理想郷とまではいかなくても、互いに、生きるための・・・いや、生き残るための、知恵にその労力を使えれば、必ず、人間は、どんな形になっても、生き残れるはずです。1600年代に起こったヨーロッパ全土に広がったペストや、1800年代にスペインから始まり、中南米をきっかけに世界中に広がった、スペイン風邪、そして肺結核、こう考えると、人間はあらゆる、絶滅菌から、身を守ってきました。そして2000年代、ひょっとすると、コンピューター・ウィルスにも打ち勝つ方法を、必ず、開発できるのかもしれません。なんせウィルスだから、「雑菌」でしょ?・・・え・違うの?

最新の発言に戻る

category

【ATTENTION】
当サイトでは、BBS内に書き込まれたURLのリンク先の情報、またその内容から発生するあらゆる問題についての責任は負いかねます。

BBSご利用上の注意