これから書くことは、ありえる現実です。
石井竜也
17.02.18 20:14
1970年代、デジタル化がだんだんと、世界を変えていた時代のことです。アメリカの、国防総省に、ガンの群れを敵のジェット機だと、そして、月を、発射された核ミサイルだと、誤作動した事件が、ありました。カーター大統領時代です。もちろん、当時のソビエト連邦は、報復処置を準備します。しかし、その原因が、最後のスイッチを押す8分前に、明らかになります。それは、たった、1ドルもしない、チップの誤作動が原因でした。世界の半分は、この二つの大国の放つ、核弾頭ミサイルで、消滅し、未来永劫、人の住めない、地域になっていたことでしょう。こんなことが、実は、過去、何度となく、あったことを、私たちは、忘れてはいけません。よく、みなさんの意見の中で、「どうせ、そうなったら、死ぬしかないんだから・・・」とか、言う方がいらっしゃいますが、問題は、この世代だけの問題ではないと言う事実です。アメリカや旧ソビエト連邦には、それなりの、軍事力と、何重もの安全確認能力があったでしょう。もちろん、今とは比較にならないほど、お粗末であったとは、思いますが。でも、今まさに、それだけの財力と、理性や準備段階、安全能力を保持しつつ、核弾頭を持ちえる国が、いっぱいあることを、考えてみてください。未だに、1960年代の装置で、核を保有する恐怖。これは、異常者に、ライフルを持たせるようなものです。私たちの周りの国々をよくご覧ください。理性的で、理知的で、冷静で、平和主義で、核爆弾の保有を慎重に扱っている国が、一体いくつありますか?デジタルに移行すると言うのは、一枚の皮をむいた状態の、火傷の後のように、ヒリヒリしていることなのです。少し、触っただけでも、痛みは、半端じゃありません。その時に、スイッチを押さないとも限りません。確かに、ステルス技術や、レーダー監視の方法も、攻撃力の近代化もなされてはいます。でも、結局、その発射判断を下すのは、国のトップなのです。日本は、今、迎撃ミサイルと、攻撃抑止のための発射感知能力を高めるための、装備を躍起になって行っています。このあいだのロケットも、その感知システムを搭載しているものでした。多分、今のこの国の喧騒は、北朝鮮や、日に日に北によって行く韓国の危険さ、そして何より、大国中国の領有海域問題に起因しているに違いないのです。おそらく、この文章を読んで、不快に思われたり、「石井、なにSF言ってんだよ!」と、思う方もいらっしゃるかもしれませんが、世界での、核抑止力の核保有度は、一日一日、多くなっていくばかりなのです。つまり、アメリカや、日本、ロシアのように、それほどの科学力と、安全回避能力を、備えられない国々でも、核保有は、広がっているという現実なのです。2重3重に安全装置の厳重化や、システムを持ち得ない、非科学国でも、核だけは保有しているという現実を、忘れてはならないのです。例えば、北朝鮮の、テポドンや、ノドンでさえ、15〜6分で、東京に落下します。自衛隊は、その時間内に、どこに向かっていて、どの軌道を通って、そして、今どこを飛んでいるか?を把握し、総理大臣命令で、迎撃ミサイルをやっと、発射できるわけです。この時間が、約10分。残り5分は、どうするのでしょう。確認し把握し、確実視して、実行準備、総理大臣命令を待って、迎撃。この小さな島国を、この脆弱なシステムで、守ることが、果たしてできるのでしょうか?おそらく、こういうことは、誰しも、考える。いや、考えないようにしているだけでしょう。でも、政権や、暗殺、核の拡散、手薄な軍備、安全性の確保、これは全部、軟弱な基盤の上に成り立っているものなのです。日本なら、首都を狙わなくても、国内に54基もある原子力発電所を狙えば、核を搭載していなくても、十分、核爆発を誘発させることは、簡単です。戦争は、肉弾戦のイメージが強いため、人々は、「攻めてくる」と言う次元を、生易しく考えがちです。現代における、戦争とは、経済封鎖から始まり、燃料封鎖、人的交流の排除、敵国への誹謗中傷、民意の敵意、これさえ揃えば、すぐにでも、相手方から、ミサイルは、飛んできます。韓国のプサンから、北九州を狙えば、たった4分です。4分で、一体何ができるのでしょうか?自衛隊員が、席に着く頃には、命中していることでしょう。死者の数は、想定できません。危険な状況というのは、いつの時代にもあるものです。そのほか、テロという躍起な問題も浮上していますし、移民問題に直結することから、ヨーロッパでは、厳戒態勢が、取られています。核燃料から出る放射性物質の量は、増えることはあっても、減ることはありません。現実に、ソウルでは、東京の1300倍の放射線量が、はじき出されました。核保有というのは、平和利用など絶対にできないのです。とうとう、フランスや、ヨーロッパ各国の核のゴミ、で、あのエメラルド色のエーゲ海は、世界で一番、放射能汚染がひどい海になってしまいました。問題は、チャルノブイリと、福島だけではないのです。しかも、この裏には、巨大な組織の暗躍が隠れています。これを、崩壊させることは、ほぼ不可能でしょう。デジタルの世界は、便利にゲームや、映画、音楽、友達との会話、コマーシャルだけのために開発されているわけでは、決してないことを肝に銘じるべきです。あなたの、個人情報さえ、どこまで、深く読み込まれているかもわからない世界に、私たちが、生きていることを、忘れないようにしなければなりません。軍事力強化路線と、安倍政権を非難、する政治家もいますが、今置かれている、この国の立場も、考えて、答えを出すべきです。僕は、歌うたいです。歌を歌っていれば、それで本望、そん時、核爆弾で灰になっても構わない。でも、次の世代は、違います。彼らには何の罪もありません。今の愚かな大人たちの行動を、子供たちは、意外と、冷静に見ていると、僕は思っています。冷静というのは、潤沢に、公平性を中心軸に見ているという意味ではありません。自分の国が、何をされ、どんな恨みを持っているかも、冷静に見ているということです。要するに、これからの世界的教育現場には、「公平性で物事を見る道徳観念や、人を思う思いやりなどが、必要不可欠だ」ということです。今のこの状態は、決して子供達にいい影響など与えないでしょう、でも、その孫や、そのまた孫には、「平和の尊さ」を徹底的に、指導することが、求められるでしょう。おそらく、3代後には、地球上の人口も、5分の1くらいにはなっているはずです。それは、核の問題だけではないからです。世界上に大気汚染、海洋汚染、DNA操作食物の危険、新しいウィルス、温暖化、または、間氷期に入る時代に起こる、超気候変動。それによって、引き起こされる、プレート型の災害、地震、津波、竜巻、地滑り、火山噴火、海底崩壊、超巨大台風、中国の状況が、世界の地獄とみるのが、わかりやすいでしょう。「考えることから始めよう。」このGROUND ANGELでは、再三、この言葉の元、いろいろな、意見が、この場所で、取り交わされてきました。でも、もう、個人の、人生を左右しているのが、この地球上の状態であることを、皆さんにだけは、気がついていてほしいのです。デジタル世界の恐怖は、おそらく、これからです。ひょっとすると、これからは、財産や、権利というものを、身につけて置く方向になるかもしれませんね?これを、退化というのかもしれませんが、昔から、進歩と退化は、同時に起こるものでした。ですから、自分を守るということも、進歩に抱きつくのではなく、自分で判断しなければならない時代にもなっていくのでしょう。果たして、皆さんは、今の世界情勢を、どう読んでいますか?