MIND BBS 〜掲示板〜

悪党「平和?・・・いちばん高くつくな・・・」

石井竜也

17.05.05 08:26

とある映画で、ロシアのとんでもない悪党のボスが、殺される最後に言い残す言葉。経済、政治、文化、宗教、主義、習慣、その全てが、どの国も違います。かなりの我慢をして、全てを寛容に受け取らなければ、成り立たない、「平和」、確かに、高くつくでしょうね。まず、平和は、人が殺されない、または死なないことから始まりますよね?生きていくことがこんなに大変な時代も、なかなか、なかったと思うのです。生きていくための最低限の保証もなく、ギリギリの状況で、働くことで、なんとか、自分の時間も削り、働いて、生きていくために必要な、お金を稼いでいかなければならない。経済論理としては、至極真っ当に思える、こんな生き方を、僕らは、「平和」と呼ぶんですよね?・・・あのね?僕は、右翼でも左翼でもありません。ただ、日本が好きなだけの一国民です。別に信じている宗教もありませんし、儀礼としての知識があるだけです。ましてや、救世主がいるとか、誰かが、神様と通じているとか、こういうことを信じるタイプでもありません。ただ一つ、信じているのは、「自分自身が、体に共鳴する感覚」です。空気の匂いというのかな?世界も、個人も、今の状況に、敏感に、反応し、振動は、大きくなるばかりです。揺れ動く極東アジア情勢は、まるで、将棋や、チェスのように、他国の強大な力でコマを動かされ、一気に、緊張感を増していますよね?でも、クラスで一人いた、乱暴者が、他のみんなに、制圧されるのは、まだ、クラスの中の問題で終わるけど、ここに、教師や教頭先生、校長先生、PTAまで入ってくると、話は、ややこしくなるものです。今の社会情勢は、こういう膨らみ方をしているのかな?と漠然と思うのです。同じクラスにも、絶対に、好きになれない人の一人や二人は、必ずいますよね?でも、でもいくら嫌いでも、殺したりはしない。(まあ、このご時世ですから、ネットでの脅迫が、人殺しにしてしまうこともあるかもしれませんが・・・)とにかく、強力な圧力で脅されたり、恨まれたり、憎しみを増幅させられたり、高圧的なマッチョな奴らに囲まれて、崖っぷちに追いやられでもしない限り、本気の反撃はしないものです。つまりは、こういうことを、好戦的にしなければ、「平和」は、保てるはずだった。今までは・・・。いちばん、タチが悪いのは、極悪な状況を招いている本人が、それを、極悪な行為として、理解していないことです。まるで当たり前のことのように、理不尽な問題を、いたずらに大きくして、他の奴らまで、その流れに踊らされ、流されていくことが、一番の不幸の原因です。でも、人間は、一方方向からでしか、物事の核心を見ようとはしません。狙われている方の論理は、無視されます。良くいうところの修羅場とは、この一方方向の目線での、悲惨な状況を言うのだと思うのです。火種はくすぶり続けていて、いつ何時、爆発するかわからない状況下の家庭内のことが、隣のご夫婦にも、飛び火してしまう。いつしか、お向かいさんの方まで家庭内不和が広がり、町の共同運営は、不可能な状態に陥ってしまう。「平和な生活」ができるというのは、「我慢」がつきまとうことであり、また、全くの孤立無援の場所で、住む他ないのです。誰しも、孤独は、嫌うでしょうし、何がしかと繋がっていたいものです。だから、その方法の一つとして、インターネットでの交流や、ケイタイでの短い対話が使われるわけですよね?そこで人々は、「よし、俺は、私は、一人じゃない!」と確認するわけです。ところが、この原理には、「大きな落とし穴」があるのを知っていますか?それは、言葉です。この「安心の絆」は、同じ言葉や、心情、慣習などが、あってこそ、成り立つ、ごく小さな範囲の共同体に過ぎないことを、知っておいた方がいいですね。世界は、そんな小さな共同体の、単なる絡まり合いでしかないという事実。確かに、国を越えて、友人がいたり、多言語を、自由自在に話す方々もおられます。おそらく、そういう方々の見解は、きっと、僕ら単一の言葉でしか、話せない人間より、多くの情報と、双方向の、事情も理解できるでしょう。しかし、こういう人々はごく少数しかいません。したがって、溝は、どんどん開く一方、向こうの言い分もわからないし、こっちの言い分も「どうせあいつには、わからないだろう」ということに、決めつけられてしまう。こうなると、絶対に、力という意味のはっきりとした行動に出るわけです。殴る蹴る、ぶちのめす、それでも後々の復讐が怖いから、殺しておく。今までの、世界大戦の、火種が、どんなに小さかったかを、一度、調べてみてください。こんなことから、世界が戦うことになるのか!!と、驚くことでしょう。「我慢の限界」が文化、文明、習慣、国益、政治、経済、民意に飛び火していくのが、手に取るように、わかります。例えば、「反日」、確かに、いい気持ちはしません。でも、自分も嫌いな人がいるはずです。自分のことを嫌いなら、無視すれば済むこと。何も、いきり立って、「好きになってください!」なんて、言わなくても、自分を好きな人と、一緒にいればいいこと。それもいないのなら、一人の時間を大切にすれば、全く関係のない人と、友達にもなれるチャンスがあるかもしれません。そういうのを「余裕」というのです。この世界には現在、この「余裕」がないのです。少なくとも自由を掲げて生活をするなら、他人への責任と、他人への冒涜や、干渉はやめるべきです。こんなになっちゃった世界ですが、まだ戻れると、思います。まあ、多少の痛みは伴うでしょうが、極悪は現に存在しますからね?それが、いくら恐怖から、防衛のために、斧を振り上げていたとしても、何も、武器を持っていない人に向けているなら、説得か、振り上げている原因を、一度は、話すべきかもしれませんね?斧を振り上げたポーズだけみて、一斉にその人を、なぶり殺しにすることは、あまり頭のいいやり方とは、言えませんね。ただ、ビルから飛び降りると覚悟して、鉄柵を越えて、立っている人を、説得するのは、至難の技でもありますよね?向こうが、聞く耳を持たない限り、飛び降りるのは、食い止められませんもんね?相手が聞く耳を持っているか?に世界の情勢もかかっているのだと、思うのです。

最新の発言に戻る

category

【ATTENTION】
当サイトでは、BBS内に書き込まれたURLのリンク先の情報、またその内容から発生するあらゆる問題についての責任は負いかねます。

BBSご利用上の注意