いよいよ北の動向が危険水域を超えた。
石井竜也
17.08.07 05:54
国同士の利害や、危機感が、一致した時の怖さは、半端ではない。いよいよ、北朝鮮が、超えてはいけない、危険水域を超えてしまった。『ICBM 大陸間弾道ミサイル』この恐るべき、海を越えて、大陸を狙える、超大型ミサイルの完成に、成功したのだ。その精密度がどのくらいのものなのか?は、わからないが、少なくても、70年前のものより、強力であることには、間違いはないだろう。射程距離は、ニューヨークや、ワシントンをも攻撃できる範囲に及ぶ。これに対し、日本は、国家非常宣言の準備をし出した模様。この狭い海域で、核爆弾搭載型ロケットの打ち合いが始まるのか?アメリカは相当本気のようだ。それは突然の、シリア空爆にも、みてとれる。おそらく、北朝鮮のミサイル状況の確認は、ほぼ終わった模様である。ここに、コントロールがつかなくなった中国も、領土問題で、辛酸を舐めたロシアの沈黙、日本の、全面的アメリカ支援、そして、そのあとの利権を狙う、イタリア、フランスも、西陣営についている。完全に北朝鮮の、殲滅戦争だ。もしも、この戦争が始まれば、期間は、相当短い。しかし、日本への核攻撃も、視野に入れなければならない。もし、アメリカを含む、連合部隊が勝つとすれば、ひとつの国が、この世から抹殺されることになるだろう。この危機を回避すべく、アメリカや、日本は、今まで、核だけは保有しないように、お金と、話し合いを、言ってきたわけだが、その莫大な資金は、全て、核爆弾に、運用されたようだ。そうなると、世界に散らばる、あらゆる秘密組織に、彼らの武器は売り渡されていく。北朝鮮を、野放しにすれば、テロどころの騒ぎじゃなくなるわけだ。決して戦争は、してはならない。でも、今回は、俺のこの気持ちも揺れている。すでに、日本の国中のミサイル警報アラートは、道端、街、携帯、テレビ、ラジオ、インターネット、全ての媒体に、準備済みになった。とうとう始まってしまうのか?ここで、ふと、あるポイントに気がつく。この戦争はそもそも、朝鮮戦争だったのではないのか?そう、このポイント!つまり、1945年、第2次世界大戦終了後、わずが5年の後に、起こった、朝鮮戦争。この戦争は、小さな内紛が、当時の西側陣営の、トップがアメリカの協力を、要請したことに端を発する。当時、敵対していた、ソビエト連邦と、中国が、北朝鮮に加担したことで、西陣営も、連合軍を結成。単なる、内紛だった、朝鮮情勢が、あっという間に、朝鮮戦争を、世界戦争に巻き込む恐れさえ作ってしまった。お互い、長い戦争にはならないだろうという危機感の無さから、一進一退を繰り返す、両者は、1956年まで、戦い、今の38度線を、国境と定め、この72年間、戦争状態のまま、睨み合ってきたわけだ。北朝鮮は、ある意味、共産国の防波堤の様相を呈し、中国やロシアのクッションになっていたし、韓国は、北朝鮮のこれまたクッションとして西側陣営の防波堤の役割を果たしてきたわけだが、そう長くは、立っていられない。今回の危険状況を招いているというわけだ。この夏があらゆる面で、アメリカが、北を攻撃するチャンスだし、また、核保有を、自国で作り上げてしまった、北朝鮮側では、すでにアメリカも怖くない状況になった。これまでに、行ってきた、国連の、核保有視察や、呼びかけは一体、何の意味があったのか?隣国になる日本の、迷惑は計り知れない。集団的自衛権行使ができない、第9条のある日本は、飛んでくるミサイルを撃ち落とすことしか、できない。しかも、反日で揺れる韓国がどういうリアクションをするのか?は、かなり、不透明だ。この危険な時代に、我々ができることはなのだろうか?ただただ、うろたえ、逃げ惑うしかないのか?明るい未来を夢見ることは、もはや、許されない状況が、日に日に、増していることを感じるのは、僕だけだろうか?思想・理念がはっきりしない、干渉地帯化した国の怖さが、ここにあるのだ。考えてみれば、反日に勤しむ大韓民国、やる気満々の、南北統一を目指す、北朝鮮。そこに、アメリカが、何故あそこまで、こだわるのか?それは、先の朝鮮戦争や、ベトナム戦争で辛酸を舐めた、復讐劇なのだ。・・・・この戦争で、一体何が、変わるというのか?要するに、多くに人々が犠牲になるだけだと思うのだが。冷静に見てみれば、結局、独裁政権というものは、長くは続かないという証明であろう。起こらないほしい!それだけは切に願う。しかし、もし、現実になったら、少しでも、犠牲者が少ないことを望む。今年も「GROUND ANGEL」 を開催したいと思ってるが、僕が表現していた、「戦いには、何の価値も意味もない」ことが今の時代は、インターネットを駆使して、面白おかしく、先導している。この狂った時代に、我々は、首を傾げて見ているほかないのか?向こう側からの挑発と攻撃である以上、この国が、受ける被害は、多分甚大であろうと、想像できる。今は、そうならないように、祈るほかない。