「陣」に込めた、僕なりの時代觀。
石井竜也
17.12.02 15:11
来年、2018年にお届けする、「陣」は、僕なりの世界観でいまの世の中を俯瞰で見た滑稽さを、題材にしております。人間の時代は歴史と言うものが刻まれた時間と、宇宙の時間、又、地球創生の時間からみたら、まるで蟻の一歩も感じられないほど、短い時間です。そんな短い時間の中で人々は、あるときは疫病、あるときは、天変地異、あるときは自ら起こした戦争で、膨大な数の人々が、死んでいったわけです。考えてみれば、馬鹿な話だと思いませんか?それに、普段地震の無い国が、地震に襲われる例もかなりの頻度で起こってますね?普段からの防災意識の強い日本人の生活が、どんなに、懸命か?を裏づける事になっていますね?地震の発生率としては、過去に例のないほど、世界中で起こっていると、思うのは、僕だけでしょうか?そういう時代には、きっと、人間という、
「所有する」と言う概念の元、生きている生物には、破滅的に映るのかも知れませんね?逆に、動物達にとっては、天国になることもあるようです。第2次世界大戦最中、機雷がずっと浮いていて、魚が捕れなかった10年間で、魚の量が倍以上になった場所もあるそうです。その横で、人間たちは、銃や爆弾で吹き飛んでたんですね?・・・皮肉なもんです。どの国にも、殺す殺さないの聞きたくない歴史が一杯です。そうして見ると、動物のほうが、いかにすぐれた社会をつくっているか?が分かります。絶滅するまで獲り尽くす事は動物社会にはありません。微妙な繁栄のベースが、きちんと出来ている。あのガラパゴス諸島を、見た自然学者たちは、そのバランスの絶妙さに驚いたそうです。人が入らなければ、平和な惑星なのですね。言葉が出て違うから戦争が起きると、説く学者もいますが、そんな事をいったら、動物社会の説明がつきません。何とか戦闘機が何十億とか、空母じゃないからいいとか?売り付けられた、危険機械を、嫌々使う国とかも?みんな、根底にあるのは、経済理念だけです。個々に、自然や、地球、宇宙や、夢や、希望なんかが入る余地はありません。まったく、いつになったら、人間は、戦うことが本当にバカらしいことだということを、思い知るのでしょうか?絶滅寸前で、気がついても仕方ないのに・・・