未曽有の災害となってしまった、西日本一帯の豪雨被害の凄まじさ。
石井竜也
18.07.10 22:30
先ずは西日本一帯の豪雨での土砂災害、
また、家屋の浸水被害でお亡くなりになりました皆様、
また、被災地でまだまだ救助の手が届かず、
日々必死に助けを待っている被災者のみなさまに、
心からお悔やみ申し上げます。
今回の豪雨の被害は、
歴史上でも稀な巨大な災害であると共に、
いかに、私達の住んでいるこの日本という国土が、
災害の多い国であるか、または、
いったん崩壊した地盤や河川の後が、
工事が行われている場所でも、
どれだけ自然災害の前では脆弱であるかを、
嫌という程、思い知らされました。
まだまだ気を許す事ができない日々が続きますが、
どうか、豪雨が去った後の蒸し暑さに負けないように、
水の補給だけはマメにとってくださいね。
この災害は、決して、西日本だけの問題でもありません。
いつ何時、自分に降りかかってくるかもしれない大災害と
受け止めることが大切でしょう。
どうしても平野が少ないこの国土を持つ街の生業は、
山川を意識せずには、考えられないし、
また、そういう場所しかないといっても過言ではありません。
ですから、背後に小高い山などを背負うかたちでの、
家屋住居をお持ちの皆さまは、雨が降ったときに
普段では出ない場所からの水の吹き出し方など、
必ず、予兆がありますから、「命優先」を第一に、
小さな変化にも気をつけていきましょう。
土砂災害は、非常に恐ろしい災害に分類されます。
それは、逃げる時間がほとんどないということです。
いったん崩落がはじまって、民家まで押し寄せるころには、
時速40キロ〜60キロにも達するのです。
また、河川の流域にお住いの皆様におかれましては、
氾濫の前には、高台に避難する事しか方法が無いのです。
護岸堤防の2メーター付近までに河川の水が濁流として
上がってきた時が、非難するときです。
それ以上になる、もしくは、河川敷の護岸崩壊が起こるのは、
護岸工事された場所でも、残り1mが限界とされています。
つまりはそれ以上の河川の氾濫には、
護岸されていても、
そのあまりの水の力に耐えることは出来ないと、
みた方が良いのです。
今回の場合は、被害に遭われたほとんどの村々の
寝込みを襲うような氾濫、または崩落だったため、
逃げ切れない人々も多かったのではないかと思いますし、
また、逃げようとしても、一時間に100ミリといった、
とんでもない量の集中豪雨が真夜中に振ることで、
途轍もない恐怖があったことでしょう。
豪雨災害の中の避難は、それだけでも、恐怖だと思います。
あまりにも多くの尊い人命が失われてしまいました。
山間の普段である、自然の美しさと、心あたたまる風景も、
一瞬で地獄の様に変貌する自然災害の恐怖。
他人事と思わず、「自分だったら」と、自分に置き換えて、
考えていくことも、これから、
この国で生きていく我等日本人には、
求められてくるのではないか?と思います。
この数日は、
ご年配の方やお子さま、ご病気の方におかれましては、
どうかは、体温調整するための日陰や水の確保を、
助け合って行ってくださいね。
必ず、助かりますから、気をしっかり持って、
現実を把握するのではなく、
目の前の今、出来る助け合いをして下さいね?