松根油は重油やガソリンにはなれなかった
裕人二
18.07.21 04:19
感想 国が国民を馬鹿にしている。もしくは暴動や一揆に発展しないように無理矢理仕事を与えて共謀する時間を与えなかったとしか思えない。
昭和10年代後半
陸海軍省、農商省、全国農業経済会から配られたパンフレット
題名「 米英を倒す力だ松根油」
内容
埋もれる戦力松の根掘り出せ
油断大敵と申しませう。
油がつづかぬと戦争には勝てません。油のきれた飛行機や戦闘機は、ただのかざりものと同じことになります。油を絶やさずにおくることも、銃後の大切な役目です。
松の根はこの大切な油をたくさんふくんでいます。飛行機や軍艦を動かすガソリンをふくんでいるのです。これを見逃してなるものですか!サアみなさんの「松根」をみんな供出して御国のお役に立てませう。
松の根ならどんな根でも結構です。
一番良いのは伐採してから十年以上経過したものですが、とれる根なら、この際は根こそぎ掘り出しませう。土地はいくらか荒れるでせうが、勝つためにはその辛棒も我慢しませう。森林組合で供出申込をとりまとめ農業会で一括買い取ることになります。
閲覧中のみなさんへ
松の根から産出した油がガソリンや重油などの代用にはなりません。その土地の所有権を有した者の許可なく所有物を搾取する行為は犯罪です。絶対に真似をしないでください。
