ごあいさつ
KABE
18.08.03 01:00
17世紀オランダ絵画の黄金期を代表する画家ヨハネス・フェルメール(1632-75)。その光あふれる美しい作品は、世界中の美術ファンをとりこにし、ここ数年、日本でも毎年のようにフェルメール作品を中核とした絵画展が開催され、大きな話題となってきました。
2007年、分子生物学者・福岡伸一は、「フェルメールの作品が所蔵されている美術館に赴いてフェルメールの作品を鑑賞する」というシンプルな原則を掲げ、現存するフェルメール作品37点を訪ねる旅をスタートさせました。事情が許さない3点の作品を除き、旅は4年の歳月をかけ成就します。
この旅を通して福岡が得た着想を具現化したものが本展です。自ら鑑賞することが叶わなかった作品も含め、フェルメール全37作品を一堂に集めて鑑賞してみたい、そして、この夢を実現し、フェルメールという画家と創作の変遷を時間軸に沿って紹介したい。
というのが福岡のシンプルな願いでした。
だれも見たことのない、フェルメール作品だけの美術館。すべての作品が並ぶことにより、これまで見えなかった画家フェルメールの新たな魅力を発見していただけることでしょう。
本展実現にあたり多大な理解と惜しみない協力をくださいました「フェルメール・センター・デルフト」、とくに館長のヘルマン・ワイエルス氏をはじめ、さまざまなかたちで本展開催を支えてくださいましたご後援、ご協賛、ご協力の関係各位に対し心からお礼を申し上げます。
2012年1月 フェルメール光の王国展主催者
現場 フェルメール・センター銀座
