現実の鎖国時代の日本についての記述
KABE
18.08.11 18:18
引用した部分の執筆者
ブレーズ・デュコス
記述を遺した人物
1690-1692年に日本に滞在したドイツ人旅行家
エンゲルベルト・ケンペル
エンゲルベルト・ケンペル(1651-1716)は、17世紀末の日本を扱った著作において、注目を引く方法で、他国に対して門戸を閉ざした日本列島について言及している。1620年代、徳川幕府によるキリスト教徒の弾圧を機に、日本は自らの殻に閉じ籠り、日本の地に浸透していた外国の要素を無に帰せしめた。このような状況では、ケンペルが感嘆して記した庭園は、自生の植物でしか構成されていなかったように思われる。ここには、外国の植物相や、他国から輸入された珍しい植物のための場所はない。17世紀の日本庭園は、庭木を装飾的に剪定するトピアリーの技術や、小石、川の石、さまざまな砂などのなす石の詩情に関心を向けつつ、その地に固有の種で作られていたようだ。
