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二極化社会

藤吉

19.02.24 22:19

 「民度」という言葉は、この頃聞かれるようになりましたが10年前にはほとんど使われていなかった言葉ではありませんか?新しい言葉なのかと調べてみると、昭和33年発行の辞書には載っていました。天皇陛下に対して「陛下の民度は・・・」といった使われ方はしませんよね。分ければ「民」の「度合い」なので、「民」に対して使われる言葉です。「民」という言葉は、権力や官位のない一般の人々。という意味です(小学館 大辞泉より)。
 「民度」という言葉は、支配する側とされる側という二極のある社会を前提とした言葉だと分かります。一億総中流と言われた1970年代からバブル期などには、聖書などで「民(たみ)」という言葉は使われていても、「自分は民(たみ)だ」というイメージや自覚はあまり湧かなかったように思います。
 いつの間にか日本は支配層と支配される層の二極に分かれた社会となり、それを前提とした言葉が使われるまでになったことを「民度」という言葉は示しているのではないでしょうか。

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