石井は原発反対なのか?・・・どっちなんだ?
石井竜也
19.03.31 07:16
この世の中、原発反対って言ってれば、平和主義で、賛成なら、人間でないみたいに言われてしまうご時世に、僕は、基本的には、反対では、ありません。核攻撃の恐怖は、広島や、長崎を見ても、ものすごい破壊力です。あの数百倍が、今の新型原子爆弾の威力です。これは、田舎に住んだ経験のある人なら、田舎の生活がどのくらい大変なのか?をよくわかると思います。自分たちの生活圏に、金のなる木を持ってこようとする動きには、複雑な、地方の差し迫る生き方に関係するんです。こんなに近い、福島でも、常磐炭田の閉鎖で如何にもこうにも、立ちいかなくなった地方都市が、立派に再建され、出稼ぎに、半年もいかなくても、いいように、考えるのは、人情です。苦しい地方に住み、苦しい状況を、脱却できなければ、この日本は、立ちいかなくなってしまう現実をまず、言わせてください。あんなもの、どこのバカが「隣に欲しい!」なんていうと思いますか?過去の自民党は、こうした、地方の厳しさに目をつけて、原発好景気を作り上げたのです。なんとも、皮肉なことです。以前、青森県六ヶ所村の村長なる方のインタビューがテレビで放送されていましたが、「期限切らないでおいといても、いいんだよ!国は、おかしなことを言うね?」設置の時には、あれだけの反対を命がけで、やっていた、下北半島の村が、今、世界から、注目されているのは知っていますよね?この国に、途轍もない量の核廃棄物が運び込まれてくるかもしれないのです。つまり、日本は、核廃棄物の、ゴミ捨て場を、莫大な金をもらって、行う、核廃棄物処理業者と言えるでしょう。核融合炉の技術もある、日本なら、きっと、この核廃棄物の取り扱いには、それなりの科学力が、あるのだから・・・。悲しい現実です。暮らしも良く、いつでも、公園のような敷地で囲まれた、一見、穏やかな雰囲気を持っている未来都市、それが、うわべだけを見た、六ヶ所村の風景です。もちろん、その危険の分だけ、この村に落ちるお金は、莫大なものです。田舎の生活苦を知っている僕は、どうしても、全く反対とは言えないのです。ただ、数があまりにも多いのではないかと思います。要するに政府の考えていることは、新しい核施設をつくりどんどんその建設技術を上げていくことと、建てられれば、その地方が、国によって保証されるわけです。この複雑怪奇な、方式を作ったのが、自民党です。核融合炉を1台持つというのは、それだけ危険を伴うことは当たり前です。今の日本は、科学技術や、安定供給された電気によって、世界の地位を守っているわけです。しかも、周辺諸国の危険極まりないイデオロギーも政治形態も全く違う国々が隣接している現在、核廃棄物から抽出される、プルトニウムの生成技術は、日本が世界のトップでしょう。JAXAが打ち上げている平和利用のロケットも、実は、二週間で、世界を苦い破滅させられるくらいに、プルトニウムを持っている日本では、おそらく、二週間もかからず、原子爆弾もつくれるでしょう。いや、すでに、その準備は、何十年も前から、計算済みだと思います。「眠れる強国」と日本が言われているのは、なにも、第二次世界大戦の激闘を指して言っているだけじゃないのです。こんなにも、多くの核爆弾を瞬時に作り出す能力を、日本は、すでに持っているのです。でなければ、とっくの昔に、中国の属国になっていたでしょう。あちらを立てればこちらも立たずで、あまりにも多くの災害がある国に、廃炉も含め59機の各施設があることは、すでに抑止力でもあるから、タチが悪い。どこからも狙われている日本にとって、実は、一番、敵国を寄せ付けない、武器になっていると言っても過言では、ないのです。この問題は、世界に散らばっている、核施設を、せ〜の!で、なくさない限り、難しい問題なのです。おそらく健康を損ねる人は、どんどん増えるでしょう。命を考える時、今まさに目の前にある危機を、どう対処していくことがいいのか?・・・これは、日本だけじゃありません。地球規模の問題なのです。この世の中で、一番、怖いのが・・・・悲しいかな、人間なのです。ですので、簡単に「危険だから、反対です」とは、言えない自分がいます。