韓国に見る出生率の驚異と、国家破綻のプロセス。
石井竜也
19.05.05 19:51
もう、細々とここで並べ立てなくても、お隣の韓国の反日暴走は、嫌という程、ご存知かと思うので、これからだ渡航を考えていらっしゃる皆様も、かなりの注意を覚悟の上、楽しんで?行ってきてください。このデジタル世界において、少子化は、単なる政治不安から来る問題ではないと思います。個人の自由と定められている以上、「子どもを産む」という命に関わるほどの、山を乗り越えなければならない女性には、その自由が与えられるわけですから、夫婦水入らずの人生もまた、結婚という形の中に入っているわけです。それで寂しいとか、悲しいなんて事は、もう何十年も前の精神構造である事は、皆さんご存じであると思います。戦後じゃないんだから、結婚ですら、あんな金の掛かるセレモニーが必要なのかとか。また、結婚の最終段階は、子供を産み育て、その次の世代の育成に人生をかける!なんてのも愚の骨頂のように思います。然し乍ら、この自由結婚説もある限度までは、受け容れられます。でも、度を超えた少子化が進めば、国家破綻の危機に陥るのは自然がある意味、政治に絡んでいる部分といってもいい事でしょう。世の中には子どもが欲しくても、身体の都合上、作れない夫婦もいらっしゃいますし、同性愛というのもあるでしょうから、その部分は仕方がないにせよ、その範囲はマイノリティーの問題です。僕がここで話す少子化のもたらす国家破綻とは、相当量の情報を、個人に任されたデジタル世界により、自分の人生だけを考える様になってしまう、人類の人生観の驚異的変化や生物学的なことを言っているのです。我々は、ロボットではありません。そこに「AI」という中間の媒体が出てきたときに、我々人類は、子孫を残す痛みに耐えられるのか?という恐怖です。これは、単に「自由自在」と「自由奔放」の違いに、見て取れます。子どもを作るということ自体、「自由奔放」を捨てなければならないことであり、結婚・離婚の概念をも、自由に選択できる問題になることです。もちろん、子どもができることを一つの契機にして、夫婦間のつながりを、共有という形で、鮮明に強くしていく、ご夫婦もいらっしゃることでしょう。また、せっかく産んだ子どもを、残虐にも殺してしまう事件も、最近、多い様に感じます。そこがつまり、個人に任された今の時代の「自由」なのです。お隣、韓国は、今年、婚姻率と出生数が過去最低であり、女性が一生に産む子どもの数を示す、合計特殊出生率は、0・98という驚異の少子化。ここまで、少子化が進めば、子供を産んだとしても、国家的負担がかかってくることはもはや、避けられません。人々は、ここで何を選択するか?それは、国を捨てるということ。その国で、安寧な子育てや、状況ができ得ないなら、当然の、生物としての、選択です。子どものいない国の、色褪せた風景を想像してみてください。自分たちの命や文化を担う者がいなくなった、絶望的風景。これは、原子爆弾よりも恐ろしい光景かもしれません。