僕は今、作品を作っています。
石井竜也
11.05.05 17:13
こんな時に!!・・・と、怒らないでくださいね。これも、自分をなだめて、ある意味、自分なりの精神の鎮静システムなのです。こうでもしないと、今の状況に自分が耐えられなくなるからなのです。一人一人、自分精神統一方法くらいもっているでしょ?作品作りは僕の精神安定剤なのです。国会の討論を見ていても、根強く推進派の主流が流れ込んでいる議員には、今ひとつ強い反対意見は出てこない現実を見て、この国の安全対策が、経済政策に負けてしまっている事が浮き彫りになっていますね。これから始まる、放射能汚染の規模は一体どの位の規模になるのか?メルトダウンを起こしているであろう3号機にはMOX燃料も使われている訳で、被曝規模が桁違いでしょう。チャルノブイリと比較すれば話は早いのに、「あっちとは爆発の仕方が違う」の一点張り。臨界したという事実を一ヶ月も隠蔽しながら、近隣住民の被爆を隠し通した東電の責任は大きいと思います。今現在の状況として一番危ない状況なのが1号機で、炉心がもう3週間以上露出してしまっている訳で、これが放射能を出し続けているとしても、溶融した炉心の再臨界は、もっと恐怖です。事実、3度目の震度6強の地震のときに5時間ほど、冷却がなされていなかったと仮定すると、再臨界は殆ど起きていると考える方が自然です。そうなると、永遠と再臨界が繰り返され、あるとき水蒸気爆発という形で、吹き飛びます。その連鎖でもしも、ほかの原子炉が次々に爆発しだしたら、MOX燃料を使っていた3号炉を含め、炉心部分の新旧のウラン燃料棒の束を合わせると、チェルノブイリ型爆発どころではなくなります。おそらく5〜6倍の被害になるのではないでしょうか。風の向きや地形もありますが、ウクライナの規模と照らし合わせると半径約700キロ程度には、放射性物質と、核物質で覆い尽くされるかもしれません。国はもっと、今の状況を非常事態と受け止め、迅速な世界対応を視野に入れた緊急救援体制をもとめるべきです。何度も言う様にすでにもう、自分達で出来うる領域を超えています。大規模停電なんて、何でもない事に感じる、今日この頃です。原子炉内の状態が誰も把握出来ていない現実は、最終段階に入った事を裏付けているのです。そこに近づけない状況下であるという事と、処置が間に合わないという事実の裏打ちでしょう。これは、原子炉の破損と言ったお気軽な事故ではありません。核燃料の溶融とメルトダウンが起こっている、大規模な臨界事故なのではないかと思います。国土の汚染と言う大規模な危険をはらんだ、超巨大な事故だと認識すべきです。