この国の置かれた、簡単な説明。
石井竜也
19.09.08 02:40
今の安倍首相と、アメリカのトランプ大統領の一件、仲良しクラブで〜す!的な。仲良しクラブは、あくまでも、政治的方向が、いくらか、一緒の方向を向いている間だけです。友達に、裏切られた、もしくは、気にいらなくなった・・・とかまあ、皆さんも、人間関係はいろいろあるでしょう。国と国も同じことなのです。安倍首相も、トランプ大統領も、今は、いい感じじゃん!的な事でしかないのです。だから、日本人としては、100%の信用は禁物です。でも、確かに、日本の高度成長を促したのは、アメリカであり、その借りは、日本には充分にあります。だからと言って、アメリカ側は、日本を無慈悲な奴隷にした事はありませんでした。ロシアの、東北から北海道を、自分のものにするという、とんでもない政府側の強行路線も、アメリカがいたからこそ、助けられたと言ってもいいでしょう。その後の日本の急成長は目を見張るものがありました。眼鏡、出っ歯と、バカにされながらも、持ち前の器用さを武器に、僕らのおじいちゃんたちは、必死に、地を這いつくばっても、日本の復興に命をかけていたのです。その発明と発展は、世界が恐ろしくなるほどでした。政権は、アメリカの「平和利用の原子力」を鵜呑みにして、なんと、この50年間に、60以上の、原子力発電所を、作りました。今までの火力発電とは違い、この小さな国に、寄せ集められた原子力の力は、日本の、いまひとつ、もう一歩、未来に踏み出せなかった分野をも、無限にエネルギーを発展させました。・・・その本当の恐ろしさも知らずに・・・。日本という国土がどんなに危うい場所に位置し、常に災害の危機があることすら忘れて、その恐怖を隠してきましたが、無限にみえたエネルギーが主体となり、日本の、精密機械の性能は、日本人がこの国で暮らすために培ってきた、災害への恐怖と、上手い具合に合致して、世界のブランドを創り上げるまでに至りました。今では、世界中からの電化製品の需給量は、凄まじい数です。潤った日本は、その自分の財産を守るため、銀行、保険、証券などに、自分のお金をストックしていく生き方を選びました。これは全くもって、日本人の心がそうさせたと、僕は思っています。つまり貯蓄財産を多く持つことこそ、日本人の美学になっていったのです。それはつまり、この国が災害国である!という事実を鑑みて、日本人が選んだ、国のあり方でした。そのおかげで、日本の円の価値という信用は上がっていきました。今では、ポンドを除くと、ドル、ユーロ、円と、この三つしか、世界通貨としては認められておりません。アメリカを中心とする、世界経済に突き進むためのドル。西洋諸国の安定を図るためのユーロ、そして、信用と、マネーロンダリングにも似た意味を持つ、円です。この小国の"円"が何故にここまで、大きくなっていったのか?それは、世界の国に、貸し付けている金額が、途方もない額だからに他なりません。要するに、基軸通貨と言うものは、完全なる信用と、それに続く、大企業の先進技術、そこに裏打ちされた、日本というブランド力なのです。国の規模からすれば、中国の「元」があっても、不思議はありません、なんせ、このアジアで最大の国なのですから・・・。しかし、中国は、やり慣れない資本主義の無理な導入と、あまりにも広すぎる国土のために、インフラや、教育が、行き渡っていません。世界の信用度は、実は、人々の考え方や、確実な通貨の価値でしかないのです。つまり、その国の通貨を基軸通貨として認めるということは、その国に住む人々のマナーや、考え方によると!ということです。コレは、チェスやサイコロとは違います。大きく言えば、賭け事なのでしょうが、結局は世界貯蓄という確実な考え方に他なりません。この国を簡単に言えば、貯蓄と技術がハンパじゃないから、今の日本があるのです。日本では、全ての物が、高いです。それは、外国から輸入されてくるものへも、ある程度の高い関税を敷き、物の良し悪しを徹底的に検閲しているからに他なりません。この国、生活しやすいか?しづらいか?・・・・・あなたは、どちらでしょうか。