アメリカの焦り。
石井竜也
20.02.25 03:48
新型肺炎のコロナウイルスと、今現在も増え続けるアメリカ合衆国でのインフルエンザの蔓延という、濃い関連性。CDC(疫病対策センター)、この機関はWHOと同じ力を持つと言われています。アメリカの悲劇は、国民のほとんどが、保険会社の存在に疑問を抱いていることです。つまり、低い所得層には、高い医療機関は使えない諦めがあるという、現実的な国民の不信感です。アメリカでは、日本のような国民保険は存在いたしません。全てが、医療機関関係とつながっており、膨大な金額のビジネスになってしまっている事の悲劇なのです。医療機関は、保険会社と繋がり、保険会社は、製薬会社と口裏を合わせている、そしてその全てをまとめて利用し、暴利を貪っているのが、病院と医師の存在なのです。ですから、お金の出せる人々だけが、手厚い看護を受けられるという事です。こういう体制では、人々は、タミフルをもらいたくても、一本、日本円で5万円も取られるんじゃあ、病院には行きたくないし、行けません。この病院制度の腐敗が、アメリカの深い闇になっているんですね。マリカの病院は急には行けず、全て予約制です。だから、毎年、多くの人々が、アメリカではインフルエンザで亡くなっているんです。国が国民から搾取するだけの政策は、国民の不信感と医療への信頼がなくなるのも当然ですね。共産主義という隠蔽体質を旨としているかのような中国という国家も、自由主義という自由経済を旨とする国でも、行き過ぎた独裁的政策と、自由すぎる無味乾燥な状況を作り出してしまうわけです。気の毒なのは、両国家の人々のなくなっていく事もなかった命がなくなっている事実ですよね。この難局をこの二代巨大国家がどう乗り越えていくつもりなのかが、気になるところです。